2013 Fiscal Year Research-status Report
オーガニゼーショナル・カウンセリングを活かした企業内相談システムに関する実証研究
Project/Area Number |
25380524
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Bunkyo Gakuin University |
Principal Investigator |
道谷 里英 文京学院大学, 経営学部, 准教授 (00566028)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 産業カウンセリング |
Research Abstract |
平成25年度の研究実績は、主に2点である。 第一に、オーガニゼーショナル・カウンセリングに関する文献研究行い、過去20年間の主要論文を検討した。検討の結果、①オーガニゼーショナル・カウンセリング(OC)が生まれた背景として、産業分野へのカウンセリング心理学者の活動領域の拡大があったこと、その一方で、②2000年以降はOCという概念、用語がほとんど使われなくなっていること、③今現在の組織・職場におけるカウンセリングは、”counseling in the workplaceとして、その文脈に注目された実践的研究が主であることが明らかになりつつある。 第二に、文脈に注目した組織内相談活動の実践事例を検討した。カウンセリングの専門家が行う相談活動以外の取り組み関して、2組織に対するインタビュー調査を実施した。本内容は6月に実施される日本マネジメント学会にて報告する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
25年度は主に文献研究と企業に対するインタビュー調査を予定していたため、おおむね順調に進んでいると思われる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はさらに文献研究とインタビュー調査、仮説生成を進め、次年度中に質問調査のための枠組みを設計する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
25年度については、出張を伴うインタビュー調査を実施していないことが、計画とのずれの原因である。 次年度には出張を行う計画があるため、その費用として使用する予定である。
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Research Products
(2 results)