2014 Fiscal Year Research-status Report
健康長寿要因に関する日中国際比較研究-「こころ・からだ・しゃかい」の視点から-
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25380746
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Research Institution | Fukui Prefectural University |
Principal Investigator |
塚本 利幸 福井県立大学, 看護福祉学部, 准教授 (40315841)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大森 晶夫 福井県立大学, 看護福祉学部, 教授 (80242593)
小林 明子 福井県立大学, 看護福祉学部, 教授 (80291970) [Withdrawn]
笠井 恭子 福井県立大学, 看護福祉学部, 准教授 (40249173)
田中 佑佳 福井県立大学, 看護福祉学部, 助教 (50610698) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 健康長寿 / 身体的健康 / 精神的健康 / 社会関係資本 / 国際比較研究 / 国際研究者交流(中国) |
Outline of Annual Research Achievements |
2014年8月に研究協力者の孫皎氏(吉林大学看護学院准教授)が来日され、アンケート調査の実施方法(対象者の選定方法、対象者の数、データの取り方など)に関する打ち合わせを行い、最終合意を形成した。 最終合意にもとづいて、日本側では、2014年10月に、福井県坂井市において、サンプリング作業を実施し、20歳以上の一般住民から無作為抽出法により3000人を抽出、11月に郵送法で自記式のアンケート調査(健康長寿を考えるアンケート-「こころ・からだ・しゃかい」の視点から-)を実施した。有効回収数は1201件で、最終的な回収率は40.0%となり、当初の見込み通りのデータ数を確保することに成功した。 その後、データの入力とクリーニングの作業を進め、計画通り、2014年度中に終了させることができた。 中国側では、吉林省の長春市内の9つの社区で、9月から10月にかけて、20歳以上の利用者を対象に、日本で実施したものと同様の内容のアンケート調査を実施し、1406名から有効回答を得た。 中国側でも、その後、データの入力とクリーニングの作業を進め、こちらも計画通り、2014年度中に終了させることができた。 当初の計画通り、2014年度内にアンケート調査の実施、ならびに、データの入力、クリーニングを、日中の両国で終了させ、健康長寿に関する国際比較研究を進めるうえで、統計的な分析に充分に耐えうるデータ数を確保することに成功した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通り、2014年度中に、日本と中国の両国において、健康長寿に関するアンケート調査を実施し、データの入力、ならびに、クリーニング作業までを完了することができ、国際的な比較研究を行う上で、統計的な分析に十分に耐えうるだけのデータ数を確保することにも成功した。 中国で実施したアンケート調査に関して、当初の計画では中国側が全額を負担する予定であったが、研究協力者の所属する組織(吉林大学看護学院)の改編にともない、その一部を日本側で負担する必要が生じたが、大学間の学術交流の機会を活用するなどして経費の節減に努め、計画通りの実績を治めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の研究計画通りに、2014年度まで研究プログラムを進捗させることができたので、2015年度は、引き続き計画通り、データの分析とまとめの報告書の作成に取り組みたい。
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Causes of Carryover |
平成26年度に中国で実施したアンケート調査に関して、当初の予定になかった支出が発生した。この支出を補完するため、日本国内で実施したアンケート調査に関して、別途に費用を捻出し、使用額の合計の節減に努めたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
当初の研究計画通りに、中国での現地調査と報告書の作成を進められるだけの予算が確保できたので、それに使用していく予定である。
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