2015 Fiscal Year Research-status Report
愛着スタイル尺度は無意識の情報処理過程を捉えているか
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25380840
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| Research Institution | Hokkaido University of Education |
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Principal Investigator |
戸田 弘二 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (60207579)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三上 謙一 北海道教育大学, 保健管理センター, 准教授 (90410399)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | アタッチメント / アタッチメント・スタイル / 内的作業モデル / 潜在的態度 / アダルト・アタッチメント・スタイル尺度 / DMM-AAI |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究では，成人の愛着スタイルを測定するための質問紙尺度の妥当性を，(1)愛着スタイル尺度間の比較，(2)潜在的指標との関連，(3)アダルト・アタッチメント・インタビュー（DMM-AAI）との関連，の3つの方法を用いて検討することを目的としている。平成25年度は潜在的指標との関連を中心に愛着スタイルの妥当性を検討した。平成26年度は愛着スタイル尺度間の関連を中心に検討した。平成27年度は新しい愛着スタイル尺度（ECR-RS）の作成とDMM-AAIに関する研究を中心に行った。その成果は，以下の学会および学術雑誌で発表した。
「戸田弘二・古村健太郎・村上達也・三上謙一・北川恵(2015)．アタッチメント・スタイルの新しい測定法とその応用可能性―DMM-AAIとECR-RS日本語版―」（日本パーソナリティ心理学会第24回大会），「古村健太郎・村上達也・戸田弘二 (印刷中)．アダルト・アタッチメント・スタイル尺度（ECR-RS）日本語版の妥当性評価 心理学研究」，「三上謙一 （2015）．アタッチメント理論から考える現代の大学生像とその援助－アタッチメントと適応の力動－成熟モデル（DMM）からの考察－, 思春期青年期精神医学, 25, pp30-39.」「Mikami, K. (2015) Applying the DMM to counselling in University: Using the DMM-AAI for Clinical Practice, paper presented at the 4th international conference of the international association for the study of the attachment, Miami.」
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
アダルト・アタッチメント・スタイル尺度については，現在，一般他者版ECR-RSを作成中である。これによって内的作業モデルの階層構造が検討できる。
DMM-AAIについては，コーダーの資格は取得したが，さらに妥当性を向上させるために平成27年度はロンドンのタビストック・クリニックで開催されたDMM-AAI講習会臨床応用編に出席した。
潜在測度によるアタッチメント・スタイルの測定に関しては，Webによる集団実験のための環境は整えたものの，データの収集にまでは至っていない。
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| Strategy for Future Research Activity |
平成28年度の研究課題としては，①一般他者版ECR-RSを作成し，今年度作成したECR-RSとともに使用することで内的作業モデルの階層構造を検討すること，②潜在測度によるアタッチメントの測定法を開発し，これとDMM-AAIやアダルト・アタッチメント・スタイル尺度との関連を検討することである。
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| Causes of Carryover |
当初計画に遅延が生じ，補助事業期間を1年延長したことによります。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
「12.今後の研究の推進方策等」に示した研究計画を推進するために使用します。
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