2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25380862
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Hiroshima Shudo University |
Principal Investigator |
中西 大輔 広島修道大学, 人文学部, 准教授 (30368766)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横田 晋大 広島修道大学, 人文学部, 准教授(Associate Professor) (80553031)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 社会心理学 / 社会的ジレンマ / 集団間葛藤 |
Research Abstract |
本研究の目的は、他者の影響を受けやすいという社会的な感受性が社会的ジレンマ状況において協力行動の進 化といかなる関係を有するのかを進化シミュレーションと質問紙実験及び実験室実験で検討することである。そのため、今年度は複数の集団からなる社会的ジレンマ事態に関する進化シミュレーションの構築および実験プログラムの作成を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定していた少数派同調を導入した進化シミュレーションを行うことができた。また、ダブルジレンマ実験をWebベースで行うための実験プログラムも開発を行うこともできた。一方で、予定していた少数サンプルの実験室実験を行うことができなかった。実験プログラムのテストを行う作業に予想以上の時間がかかったためである。現在開発されたプログラムを用いて実験を行うための実験参加者プールを作成している。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度中に、4~8人が同時に参加する集団実験を行い、多数派同調傾向および少数派同調傾向が、社会的ジレンマ状況や集団間葛藤状況において、いかなるグループダイナミクスを引き起こすかを検討する。集団実験は、前期と後期に分け、前期にパイロット実験を行い、後期に本実験へと移行する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
当初予定していた実験ができなかったため、使用計画の変更が生じた。その結果小額ではあるが次年度使用額が生じた。 次年度は実験を中心に行う予定であり、次年度使用額も実験費用として活用する。
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