2013 Fiscal Year Research-status Report
日本におけるヘルスコーチングの可能性：コーチング心理学に基づく基盤の確立
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25380963
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Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Research Institution | Kansai Medical University |
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Principal Investigator |
西垣 悦代 関西医科大学, 医学部, 教授 (70156058)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀 正 群馬大学, その他部局等, 名誉教授 (60241858)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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| Keywords | コーチング / コーチング心理学 / ヘルスコーチング / 認知行動療法 |
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| Research Abstract |
研究初年度の2013年は、まずコーチングの概念や理論を整理し、心理学におけるコーチングの立場を明らかにした。7月には英国のコーチング心理学の第一人者Dr. Palmer,S.及び教育・研究施設Centre for Coachingを訪問し、当地のコーチング事情を視察、研究交流を行った。
それらの成果は、論文「人間支援学の構築に向けて」（堀）、「ヘルスコーチングの展望：コーチングの歴史と課題を基に」（西垣）「最近のコーチングおよびヘルス・コーチングの動向と課題」（西垣）などの論文にて公表した。また、日本心理学会第77回大会において、現職プロフェッショナルコーチらを交えて「日本におけるコーチング心理学の確立に向けて」と題するシンポジウムを開催し、教育心理学、学習心理学、認知心理学、パーソナリティ心理学の立場からコーチング心理学について議論した。約50名の参加者があり、コーチング心理学に対する期待と関心の高さを認識することができた。また、第4回アジア認知行動療法学会においてコーチング心理学のワークショップを開催した（堀）。
さらに一般向けおよび医療者向けの啓蒙活動としては、第3回コーチングフェスタにおいてワークショップ「世界で広がるコーチング心理学の最新潮流」の開催、第8回日本臨床コーチング研究会学術集会において基調講演（堀）、日本臨床コーチング研究会スキルアップセミナーにおいて「糖尿病治療における医療者患者関係とコーチング」（西垣）、那智勝浦町立温泉病院にて「ゲーミングで体験する、わかる、伝わる、コミュニケーション」（西垣）を開催した。
研究は順調に進展しており、次年度に実施予定であったコーチおよびコーチング学習者を対象とした調査を1月～3月に実施することができた。現在、解析中であり、結果は次年度に学会等で報告の予定である。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初の当年度計画はほぼ達成し、次年度実施予定であったコーチおよびコーチング学習者を対象とした調査を当年度中に実施することができたため。
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| Strategy for Future Research Activity |
前年度に実施した調査研究のデータを解析し、その結果を国内外の学会等で発表する。また、英国の認知行動コーチングのワークショップに参加し、日本ではまだ十分に認知されていない最新のコーチング心理学のトレーニングに習熟すると共に、海外の研究者、コーチング実践者との連携を深める。
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| Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
当初の当年度予算は1600000円であったが、研究が順調に進んだため、前倒し請求を行い、400000円追加した。合計2000000円からの残額は10604円となったが、誤差の範囲内であり、ほぼ支出計画通りとなった。
10000円程度の残額であるので、次年度の消耗品等の購入に使用する。
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Research Products
(9 results)
