2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25420796
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群) |
Principal Investigator |
江阪 久雄 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工, その他部局等, 教授 (40531992)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 等軸晶 / 粒径 / 組織形態 / フラクタル次元 / マクロ偏析 |
Research Abstract |
民生品のあんま機を利用した予備実験を行い、凝固中の振動により凝固組織がわずかではあるが、複雑になる傾向をつかんだ。25年度後期に、本格的な加振機を導入することができ、現在立上げを完了した。具体的な実験の範囲として、振幅と周波数の可変範囲を決定した。 導入した加振機を用いて、アルミニウム合金に添加する微細化剤の量を3水準、振動条件を4水準変更する予定で実験計画を策定した。一部、実験を開始しているが、振動条件によっては、等軸晶の形態がかなり複雑になっている。微細化剤により粒径は決定でき、振動によって複雑さを変化させることができるようで、当初の予定通り粒径と複雑さをある程度の範囲で独立に変化させることが可能であるとの感触を得た。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
加振機の導入も計画通り行え、立上げも順調であった。予備的な実験を既に開始しており、当初予想していた以上に振動印加により凝固組織が複雑化している感触もつかんでいる。
|
Strategy for Future Research Activity |
系統的な実験を26年度上半期中には終了できる見込みであり、下半期からは、ラボサイズでのマクロ偏析再現が可能な鋳型への鋳造を試みる計画である。それらから、マクロ偏析生成あるいはマクロ偏析抑制に及ぼす凝固組織制御の影響を定量的に解析する。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
大型設備である加振機一式が、当初予定よりも低価格で導入することができたため。 実験に必要な、るつぼ、溶解原料等に使用する。
|
Research Products
(2 results)