2016 Fiscal Year Annual Research Report
Ion channel involved in stress-response and anxiety-like behavior
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25460323
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Research Institution | Kurashiki University of Science and the Arts |
Principal Investigator |
岡田 誠剛 倉敷芸術科学大学, 生命科学部, 教授 (40334677)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 博子 関西医科大学, 医学部, 教授 (10181736) [Withdrawn]
ROMERO GUSTAVO 関西医科大学, 医学部, 研究員 (30572820) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | K+ channel / TREK / ストレス / うつ / 不安 |
Outline of Annual Research Achievements |
不安障害、うつはストレスが原因となっておこるが、およそ1/3のうつ患者は既存の抗うつ薬に抵抗性の難治性である。近年、K+チャネルのこれらの精神疾患に対する関与が示唆されている。我々は、2ポアドメイン型K+チャネルに作用する化合物をスクリーニングし、新規K+チャンネル活性化作用を持った化合物であるを見出した。本化合物には、マウスの行動実験で、抗不安作用、抗うつ作用を併せ持つことがみとめられ、c-fosの免疫染色の結果から、既存の抗不安、抗うつ薬とは異なる機序で作用している可能性が示唆された。これらの作用に、TREKチャネルが関与していることは、同チャネル遮断薬存在下では、抗不安、抗うつ作用が出現しないこと示唆された。
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