2013 Fiscal Year Research-status Report
ERストレスを介した鉄代謝調節とUPR破綻による鉄過剰のメカニズム
Project/Area Number |
25460969
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
大竹 孝明 旭川医科大学, 医学部, 講師 (10359490)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 勝則 旭川医科大学, 医学部, その他 (60336394)
田中 宏樹 旭川医科大学, 医学部, その他 (70596155)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 小胞体ストレス / UPR |
Research Abstract |
当初、平成25年度は、マウス初代培養肝細胞を用いたin vitroの鉄負荷モデルを用いて、ERストレス応答遺伝子、鉄関連遺伝子発現を網羅的トランスクリプトーム解析で検討する予定であった。しかし、平成26年度に予定していたin vivo modelの鉄負荷マウスの実験を先行させている。モデルは2.5%クエン酸鉄含有の食餌を負荷した軽度鉄過剰モデルと10mgデキストラン鉄を腹腔内投与した高度鉄過剰モデルの2種類を作成した。このモデルの肝組織からtotal RNAを抽出し、高速半導体シーケンサで網羅的トランスクリプトーム解析を行った。鉄過剰時の肝組織のERストレス応答遺伝子、鉄関連遺伝子、抗酸化ストレス遺伝子の発現に着目し、責任分子を探索している。今後、UPR細胞修復機能が破綻するポイントを検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初、先行する予定であったマウス初代培養肝細胞を用いたin vitroの鉄負荷モデルが未施行であり、鉄負荷濃度、負荷時間の条件設定がこれからである。また、マウスモデルも経口鉄負荷も8週間と比較的短期間の負荷モデルだけであり、今後、さらに長期負荷のモデルを検討する必要がある。
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Strategy for Future Research Activity |
経口鉄負荷期間の異なるモデル間で遺伝子発現の差異を比較検討する。 マウス初代培養肝細胞を用いたin vitroの鉄負荷モデルでin vivoのデータを確認する。
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