2013 Fiscal Year Research-status Report
睡眠不足および過覚醒の客観的評価と精神健康度との関連
Project/Area Number |
25461765
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
三上 章良 大阪大学, 保健センター, 准教授 (60301272)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 睡眠習慣 / 睡眠不足 / 不眠 / 生活習慣 / 睡眠保健指導 |
Research Abstract |
平成25年度は新入生を除く学生の健診問診票の結果を解析して基礎データを得た。 対象は新入生を除く学生20133名(学部12114、大学院7999)のうち、健診を受検した15319名とし、欠損値の少ない15211名(男10396、女4812、不明3、平均22.7歳)を解析した(有効回答率75.6%)。 平日22時以前就寝の学生は129(0.8%)、22~24時が3048(20.0%)、0~2時が10259(67.4%)、2~4時が1628(10.7%)、4~6時が129(0.8%)、6時以降が15(0.1%)であった。学年が進むにつれ、24時以前就寝の割合が減少する傾向がみられ(2年24.7%;3・4年20.2%;大学院18.5%)、8時までに起床する割合が減少し(2年80.8%;3・4年60.1%;大学院51.8%)、平日8時間以上睡眠が増加(2年1.3%;3・4年2.5%;大学院2.9%)した。 インターネット・ゲームに1日3時間以上費やす割合は、平日24時までに就寝している学生では14.0%であり、0~2時では19.9%、2~4時では34.2%、4~6時では43.4%、6時以降では46.7%であり、就寝時刻後退との間に有意な関連がみられた。 「眠れない」と回答した学生は580名(3.8%)であった。そのうち「眠れないため日常生活に支障をきたしている」と答えた学生(172:1.1%)を「不眠症状あり」と定義して解析した。「不眠症状あり」を従属変数、年齢・性別・BMI・生活形態・サークル・食習慣・運動習慣・飲酒・喫煙を独立変数としたロジスティック回帰分析の結果、不眠症状は、入寮(Odds ratio:OR=2.28, P=0.015)・朝食欠食(OR=1.66, P=0.038)・喫煙(OR=2.04, P=0.005)・体育会系サークル(OR=0.45, P=0.008)と関係していた。 今回得られた夜型化・不眠のデータと睡眠不足・過覚醒の関係等を次年度以降検討予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究計画にあげていた健康診断における問診内容の変更・追加が初年度は間に合わなかったため、新入生や睡眠不足の実態の解析ができず、2年生以降の従来の問診内容のみをデータとした解析しかできなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度に得られた基礎データをもとに、次年度は研究計画にあげていた健康診断における問診内容の変更・追加が行えるため、当初の研究計画に基づいた研究を推進する予定である。
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