2013 Fiscal Year Research-status Report
血管手術前後の各血管の血流量測定による脳内フローダイナミクスの解明
Project/Area Number |
25461821
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
田中 壽 大阪大学, 医学部附属病院, 准教授 (40294087)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤中 俊之 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00359845)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 脳血流 / 磁気共鳴画像 / 頸動脈ステント |
Research Abstract |
科研申請時には予想していなかったことであるが、2014年1月にMRI装置が新しくなった。従来の撮影では若年者の速い血流を測定する場合にはアーチファクト(偽像)が見られたが、装置更新を契機にこのアーチファクトを除去することを目指し、撮影シーケンスの改良を図った。具体的には以前の撮影ではエコー時間が5.7msecであったが、これをより短時間にするようにした。現在、エコー時間として3.1msecが得られ、ほぼアーチファクトがない画像が得られている。この撮影法を使った研究計画書を当施設倫理委員会に提出し、現在審議中である。なお新しいMRI装置は今後少なくとも5年程度は更新がないので、本研究の今後の進行に影響を与えない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
使用を予定していたMRI装置が2014年初期に更新になることが決定し、研究は更新後のMRI装置を用いた方が今後の継続性が望めると判断した。このため実質的に研究を開始して現在数か月しか経過していず、予定に対して遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
スタートは遅れたが、方法はほぼ確立しているので今後は順調に推移すると考えられる。 今年度前半に正常被験者のデータを採取し、後半に発表、論文作成を行う。また頸動脈ステント留置患者の脳血流は並行して測定し、1年間で10名のデータ採取を目指す。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
計画に遅れがあり、平成25年度は謝礼を支払いする被験者がいなかった。他の業務の都合で予定していた学会に出席しなかった。 平成26年度は、謝礼を必要とする正常被験者を撮影する予定である。次年度使用額はこの用途に用いる予定。
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