2013 Fiscal Year Research-status Report
高精度放射線治療を用いた子宮頸癌根治的放射線治療の至適線量スケジュールの開発
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25461919
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
戸板 孝文 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30237036)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
粕谷 吾朗 琉球大学, 医学部附属病院, 助教 (00639932)
大野 達也 群馬大学, 学内共同利用施設等, 教授 (10344061)
垣花 泰政 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20185713)
宇野 隆 千葉大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30302540)
石倉 聡 順天堂大学, 医学部, 准教授 (40407242)
有賀 拓郎 琉球大学, 医学部附属病院, 助教 (60647337)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 子宮頸癌 / 放射線治療 / 高線量率腔内照射 / 画像誘導小線源治療 / 強度変調放射線治療 |
Research Abstract |
子宮頸癌の根治的放射線治療における本邦の線量スケジュールの妥当性を明らかにするための臨床試験の実施計画書を作成した。外部照射においては、従来の中央遮蔽設置で問題が指摘されていた局所腫瘍への線量寄与を明確にするため、中央遮蔽を行わないスケジュールの考案を進めた。強度変調放射線治療(IMRT)の準備段階として従来の4門照射法(中央遮蔽なし)を採用した。高線量率腔内照射(HDR-ICBT)においては、画像誘導腔内照射(HDR-IGBT)を採用し、膀胱・直腸等のリスク臓器の線量制約(D2cc)を設定した。年齢20-85才、FIGO病期IB1-IVA期、扁平上皮癌と腺癌を対象とした。外部照射(全骨盤)は45Gy/25回(中央遮蔽なし、4門照射)とした。HDR-IGBTは3次元治療計画(CT)にて実施し、腫瘍径2cm未満例は5Gy x 3回、2cm以上例は 5Gy x 4回(ぞれぞれA点処方)を行うこととした。直腸・S状結腸・小腸のD2ccと外部照射との合計線量がBED109Gy以下になるようA点線量を調整することを規定した。Primary endpointは2年骨盤内制御割合、Secondary endpointは線量制約達成割合、2年中心腫瘍制御割合、2年晩期合併症発生割合とした。予定登録数は40例とした。平成25年度に琉球大学にて施設IRB承認を得て、患者登録を開始した。平成26年3月31日まで3名が登録された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1) HDR-IGBTにおけるリスク臓器(OAR: 直腸、S状結腸、小腸、膀胱)のDVHパラメータ値(D2cc)を算出し、中央遮蔽なしの外部照射(全骨盤照射45Gy/25回)とHDR-IGBT 20Gy/4回(A点….optimizationなし)を併用するプロトコルでの合計線量(EQD2)のシミュレーションを行い、QEC-ESTROが推奨する各OARの線量制限を越える頻度を検討した。その結果、線量限度を越えた頻度は、直腸3%、S状結腸9%、小腸7%、膀胱5%と低頻度であった。 2) HDR-IGBT(optimizationなし)におけるOARのDVHパラメータ値(D2cc)に影響を与える因子について解析し、高齢(65才以上)、小腫瘍径(IGBT前25mm以下)、子宮体部厚少(39mm以下)でD2ccが有意に高値となることを示した。 3) 上記1,2)より子宮頸癌根治的放射線治療において、症例選択基準を設定し、各症例で十分なoptimizationを行うHDR-IGBTにより中央遮蔽なしの外部照射はfeasibleであることが示唆された。 4) 全骨盤照射をIMRTで行う上で前提となるinternal marginの検討が遅れたため、従来の3DERT(4門照射)とHDR-IGBTを組み合わせた臨床試験を先行することとした。 5) 4)の実施計画書を完成し症例登録を開始した。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度も引き続き中央遮蔽なし全骨盤照射とHDR-IGBTの臨床試験への患者登録を進める。全骨盤照射IMRTの前提となる子宮頸部・体部の臓器移動の検討を開始する。過去1年間に全骨盤照射を実施した症例の子宮頸部・体部の臓器移動についてCBCTを用いて解析する。その結果を基にIMRTにおける適切なinternal marginの設定値を決定する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
旅費に関して割引チケット等の利用で当初の予定よりも合計使用額が低額になった。 また、データ整理の事務補助員が見つからず人件費が余った。 次年度の出張旅費に充てる事を計画する。
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Research Products
(18 results)
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[Journal Article] Distribution patterns of metastatic pelvic lymph nodes assessed by CT/MRI in patients with uterine cervical cancer.2013
Author(s)
Kasuya G, Toita T, Furutani K, Kodaira T, Ohno T, Kaneyasu Y, Yoshimura R, Uno T, Yogi A, Ishikura S, Hiraoka M.
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Journal Title
Radiat Oncol.
Volume: 8
Pages: 138
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] ostoperative radiotherapy for uterine cervical cancer: impact of lymph node and histological type on survival.2013
Author(s)
Kasuya G, Ogawa K, Iraha S, Nagai Y, Hirakawa M, Toita T, Kakinohana Y, Kudaka W, Inamine M, Ariga T, Aoki Y, Murayama S.
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Journal Title
Anticancer Res.
Volume: 33
Pages: 2199-2204
Peer Reviewed
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[Journal Article] High-dose-rate Intra-cavitary Brachytherapy Combined with External Beam Radiation Therapy for Under 40-Year-old Patients with Invasive Uterine Cervical Carcinoma: Clinical Outcomes in 118 Patients in a Japanese Multi-institutional Study, JASTRO.2013
Author(s)
Yamashita H, Niibe Y, Toita T, Kazumoto T, Nishimura T, Kodaira T, Eto H, Kinoshita R, Tsujino K, Onishi H, Takemoto M, Hayakawa K.
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Journal Title
Jpn J Clin Oncol.
Volume: 43
Pages: 547-552
Peer Reviewed
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