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2015 Fiscal Year Annual Research Report

難治性気道疾患と重症肺疾患への新たな治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 25462198
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

松本 桂太郎  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 講師 (80404268)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 土谷 智史  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (30437884)
山崎 直哉  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (70404217)
永安 武  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80284686)
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords気道狭窄 / 気管創傷治癒 / 肺前駆細胞
Outline of Annual Research Achievements

1)細胞シートによる難治性良性気道狭窄の新たな治療法の開発
難治性良性気道狭窄に対する新たな治療法の開発として、細胞シートを用いた研究を行った。モデルにはラビットを用い、擦過法を用いて気管狭窄モデルを作製した。細胞シートは、皮膚線維芽細胞を用いた。20週齢雄ラビットに対し気管狭窄モデルを作製し、線維芽細胞シートを気管擦過部に貼付した。コントロール群として、擦過のみの群も作製した。結果では、狭窄改善効果として、組織学的に細胞シート群に狭窄改善効果がみられた。しかし効果に一貫性がなく、評価が困難であった。現在さらに研究を継続している。
細胞シートの気管断端に対する創傷治癒増幅効果について検討した。Fischerラットを用い、気管切開モデルを作製した。治療群として、Primary cultureした皮膚線維芽細胞を細胞シートとして作製し、気管切開部へ貼付した。コントロール群では、シートを貼付しなかった。細胞シート治療群では、より早い創部の閉鎖がみられた。またコントロール群と比較し、細胞シート群ではBurst pressureにおいて、強度の向上がみられた。線維芽細胞シートが、気管創傷治癒に補助的に作用し、強度を上昇させた。
2)肺前駆細胞の解析と重症肺疾患への新たな細胞治療の開発
CCSP発現細胞の肺前駆細胞としての役割の解析を行った。GFP陽性細胞を抽出し、Matrigelで培養し、増殖、分化の評価を行った。Matrigelにて培養された細胞は、増殖しコロニーを形成した。GFP陽性細胞は、両方の細胞への分化能を持ち、それらはTGFβにてコントロールされていることが確認された。

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Published: 2017-01-06  

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