2015 Fiscal Year Annual Research Report
円筒形チタン細繊維を用いた靱帯・骨接合部の再建-ミニブタを用いた検討-
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25462352
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
丸毛 啓史 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (70199925)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 充 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (50301528)
黒坂 大三郎 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (80297382)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | チタン細繊維 / 靱帯・骨接合部 / 再建靱帯 |
Outline of Annual Research Achievements |
自家腱組織を用いた膝前十字靱帯(ACL)再建術後、早期のスポーツ復帰を目的として、再建靱帯(r-ACL)の成熟を促進する手法の検討がなされているが、現時点では解決すべき問題点が多く存在している。そこで、申請者らは、大型動物(ミニブタ)を用いて、独自に開発した円筒形チタン細繊維がr-ACL・骨接合部において強固な固定を早期に獲得できるかを検証し、臨床応用可能であるかの最終的な検討を行うことにある。 16頭の成熟雌ミニブタの膝関節部に、円筒形チタン細繊維(TW)を用いた自家腱組織の膝十字靱帯(ACL)再建術を施し、4週間および15週間後の再建靱帯(r-ACL)の成熟を観察した。腱組織は自家膝蓋腱を用いてACL再建術を行った。片側には移植膝蓋腱の両端を円筒形に加工したチタン細繊維に通し大腿骨および脛骨の骨孔部へ挿入した。片側にチタン細繊維なしで対照側とした。チタン細繊維/r-ACL複合体を4週間および15週間の一定期間の後に摘出し、コラーゲン量、架橋分析を行い、靱帯の成熟度を評価し、さらに、組織学的にも観察した。 その結果、TWを介して骨と靱帯組織が結合されることが観察された。さらに、TW内に形成される骨や靱帯の主要な構成成分であるコラーゲンの成熟過程を阻害することなく、組織固有の架橋パターンを有する基質が形成された。これらのことから、靭帯・骨接合部再生におけるTWの有効性を確認した。
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Research Products
(1 results)