2014 Fiscal Year Research-status Report
糖尿病黄斑浮腫の形態別血流測定によるオーダーメード治療の開発
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25462737
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
志村 雅彦 東京医科大学, 医学部, 教授 (20302135)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安田 佳奈子 東京医科大学, 医学部, 講師 (70647461)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 網膜硝子体疾患 / 前房水 / サイトカイン / 網膜血流 / 糖尿病網膜症 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度においては、前年度の正常者における血流測定結果を英語論文として発表することが出来た。(Invest Ophthalmol Vis Sci 2014; 55: 3899-904.) また、糖尿病患者における血流動態についても50名の非増殖網膜症患者の解析が終了し、日本眼科学会にて発表を行った。しかしながら増殖網膜症患者については血流測定での技術的な困難さから、50名の確保が難しいことが判り、別系統でのアプローチを考慮している。 本研究に於いて付随的に判明した前房水中サイトカインの解析結果から、VEGF受容体の変化が病態を、またIP-10とPDGF-Aの変化が予後を規定する因子となっている可能性を見いだし、これを米国眼科学会にて発表を行い、論文化することが出来た。(Invest Ophthalmol Vis Sci 2014; 55: 3878-85.)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
中間年度までに英語論文が2本発信できたことは順調であるが、当初予定していた増殖網膜症の血流計測が、出血や白内障によって信頼性に問題があることが判明したため、重症網膜症にたいする血流評価が難しい可能性が出てきた
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Strategy for Future Research Activity |
まずは網膜症のない糖尿病患者および非増殖網膜症患者のみの比較に於いて比較検討を行うことにする。増殖網膜症については、血流による判断であれば、網膜血管ではなく乳頭血流をパラメータとする解析も検討していきたい。 一方、前房水のサイトカイン解析については、VEGFRのみならずIP-10、PDGF-Aという新たな指標を発見できたため、今後はこれらの解析を中心にしていきたい。
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Causes of Carryover |
研究が当初より進行し、海外での意見交換の必要性が高まったため、国際学会に2回参加・発表する予定となったため次年度使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
年度替わりの使用計画のため、主に発表の期日によって使用計画に変更が必要になってくる。今年度は最終年度であるため、予定通りの収支になるものと予想される
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[Journal Article] Pulse waveform analysis of normal population using laser speckle flowgraphy.2014
Author(s)
Tsuda, S., Kunikata, H., Shimura, M., Kunikata, H., Aizawa, N., Omodaka, K., Shiga, Y., Yasuda, M., Yokoyama, Y. and Nakazawa, T.
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Journal Title
Curr Eye Res
Volume: 39
Pages: 1207-1215
DOI
Peer Reviewed
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