2013 Fiscal Year Research-status Report
機能的癌幹細胞マーカーCD44vの発現に基づく口腔扁平上皮癌の治療感受性評価
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25462930
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
莇生田 整治 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80296706)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 口腔扁平上皮癌 / CD44 |
Research Abstract |
幹細胞様性質(stem cell-like characterstics)および上皮間葉転換(epithelial mesenchymal transition:EMT)は癌の悪性度及び治療抵抗性を規定する重要な現象である。われわれは口腔扁平上皮癌において、これら2つの現象に関わるCD44vの機能的役割の解析を進めてきており、in vitroにおいて、CD44vの発現量とそれに伴うグルタチオン (GSH) 合成量の違いで抗癌剤感受性が変わることを見出した。本研究では、これらCD44vの発現やGSH量が臨床において有用であるかを確認するために、新たな症例に対して前向き観察試験を実施し、分子生物学的プロファイルに基づく口腔扁平上皮癌の新たな分類と、予知性の高い治療法の確立を目指す。 現在、約10例の口腔扁平上皮癌臨床検体において、免疫染色によるCD44vなど各種マーカーの測定を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
分子マーカーの測定は順調に進んでいるが、GSH量測定に関してはまだデバイスが不安定であり、臨床検体での測定に至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、同様の抗体を用いて腫瘍組織をホモジナイズし、抽出されたライセートでWestern blottingでも発現確認を行う。 その後は、検体および臨床所見をもとに各endpointの評価を行う予定である。
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Research Products
(2 results)