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2013 Fiscal Year Research-status Report

グラスファイバーで補強した臼歯レジンブリッジの設計

Research Project

Project/Area Number 25463033
Research InstitutionThe Nippon Dental University

Principal Investigator

五味 治徳  日本歯科大学, 生命歯学部, 准教授 (00235003)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 新谷 明一  日本歯科大学, 生命歯学部, 講師 (60440054)
黒田 聡一  日本歯科大学, 生命歯学部, 助教 (80710798)
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords歯学 / グラスファイバー / 臼歯部レジンブリッジ
Research Abstract

本研究の目的は、グラスファイバーで補強した臼歯部レジンブリッジの最適なデザインを確立することである。金属を使用しないこの臨床技法は、審美を要求する患者さんや金属アレルギーの患者さんへの対応が可能となる。
平成25年度の研究では、支台装置に応用するグラスファイバーネットの有用性についての基礎的研究を行うため、ファイバーネットの厚みと方向性の組合せにおいて、試料に曲げ荷重を加え、結果から最適な組合せを確立することとした。
現在入手可能なファイバーネットは厚さ約100μmであること、実際の支台歯形成を行った場合のクリアランス量1.5~2.0㎜、および前装するコンポジットレジンの厚さを考慮してファイバーネットを0、1、2枚とし、ネットの方向を変えた結果から、ファイバーネットが2枚で2枚目のネット方向を1枚目に対して直行方向に配置させた試験片が最大の曲げ強さを示した。また、現在解析中であるが、臼歯部支台歯を想定した実験用金型に直接ファイバーネットを圧接し、光重合後にコンポジットレジンで歯冠形態を再現し、咬合面中心窩付近に球形圧子で押し込み応力負荷試験を行ったところ、曲げ試験と同様にファイバーネットが2枚で2枚目のネット方向を1枚目に対して直行方向に配置させた試験片が最大となる傾向が認められた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

初年度は、ファイバーネットが支台装置の補強に有用であることを確認することであったため、当初の目的はほぼ達成できている。

Strategy for Future Research Activity

26年度は、前年度から引き続き、臼歯部支台歯を想定した実験用金型に直接ファイバーネットを圧接、光重合後にコンポジットレジンで歯冠形態を再現した試験片の咬合面中心窩付近に球形圧子で押し込み応力負荷試験を行っていく。解析後に最終的に下顎第一大臼歯欠損の3ユニット中間歯欠損ブリッジを想定した臼歯部レジンブリッジを模型上で作製していく。咬合力を想定した荷重を加え、ファイバーネットの厚さと方向の結果およびファイバー設置部位の最適条件を確立していきたい。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

初年度については、基礎的データ収集を行ったため、直接経費の物品費および人件費が当初予定より少なくなったこと、発表による旅費がかからなかったことがあげられる。
26年度以降については、臼歯部レジンブリッジの模型作製費や成果発表をする予定である。

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Published: 2015-05-28  

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