2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25463244
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
河野 隆幸 岡山大学, 大学病院, 助教 (80284074)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鳥井 康弘 岡山大学, 大学病院, 教授 (10188831)
白井 肇 岡山大学, 大学病院, 講師 (00263591)
鈴木 康司 岡山大学, 大学病院, 助教 (30304322)
桑山 香織 岡山大学, 大学病院, 医員 (90644899) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ナレッジマネッジメント / テキストマイニング / ポートフォリオ / 研修歯科医 / 臨床研修 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,臨床研修における自発的学習に役立つ新たな知識データベースを作成すること,そして,作成したデータベースを用いて研修歯科医の臨床研修を行い,その教育効果を評価することである。そのためH25年度において,歯周病学分野の臨床研修に有効な知識データベースの作成,H26年度において新規に作成した知識データベースを利用した歯科医師臨床研修を行い,最終年度において,知識データベースが歯科医師臨床研修に有効かどうかを,7月と3月にアンケートを行い評価した。 アンケートの結果では,知識データベースの使用頻度は7月より3月が減少していた。7月と3月のどちらのアンケートでも,使用目的は疑問や不安がある時が多く,役に立った内容は失敗事例や技術的な内容が多かった。また,実際に失敗を防げたと回答した研修歯科医もいた。また,「知識データベースを使用することによって失敗を防ぐことができるか」という問いには,7月時点では86.8%,3月時点では66,7%の研修歯科医が同意していており,実際に失敗を防げたと回答した研修歯科医もいた。また,3月時点において,「知識データベースを今後も使用したいか」という問いに対して,使用したことがある研修歯科医は全員が今後も使用したいと回答していた。しかしながら,3月時点においても知識データベースを使用したことがない研修歯科医が26.4%いた。 以上の結果から,知識データベースを用いた歯科医師臨床研修は,臨床に対する不安や疑問の多い研修初期においては使用頻度が高いことや,また,実際に失敗を防げたと回答した研修歯科医もいることから,臨床研修開始当初において特に有効であると考える。
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Research Products
(1 results)