2016 Fiscal Year Annual Research Report
Developing a Socialization Support Program for the Work Commitment of New Graduate Nurses
Project/Area Number |
25463283
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
佐藤 真由美 弘前大学, 保健学研究科, 講師 (80336429)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 新卒看護師 / 社会化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、新卒看護師の社会化の状況と指導担当者が行う社会化支援策を評価し、新卒看護師に対する社会化支援プログラムを開発することである。 初年度は、プログラム開発の基礎資料とするためこれまでに行ってきた研究のデータを分析し、新卒看護師の社会化と、社会化支援策である周囲の先輩看護師が行う「関わり」のモデルの検証を行った。新卒看護師の認識した社会化の状況は就職後5~6ヶ月後の時点では成長途上にあり、「関わり」を認識することが最も大きく影響を与えていた。「社会化」を経た「関わり」から「離職意思」への間接効果は直接的効果の1.5倍であることから、「社会化」を推進することの重要性が明らかとなった。2年目は、実習指導や新卒看護師の実地指導を担う予定の看護師を対象としての研修会の企画・運営を行い、研修会のシナリオ案作成にあたっての臨床現場の教育担当者の助言や、参加者の反応などから示唆を得ることができた。3年目は新卒看護師の社会化を促進する関わりのモデルの検証について論文発表を行った。また、連携研究者らと参加している実習指導や新卒看護師の実地指導を担う予定の看護師を対象としての研修会の企画・運営について評価を行った。 最終年度は、新卒看護師に対する社会化支援策についての新卒看護師とプリセプター看護師の認識の差を明らかにすることを目的とした質問紙調査を行った。また、実習指導や新卒看護師の実地指導を担う予定の看護師を対象とした研修会を開催した。これらについては、データを分析中である。
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