2014 Fiscal Year Research-status Report
チーム医療を担う人材育成のための看護基礎教育プログラムの開発
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25463298
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
林 智子 三重大学, 医学部, 教授 (70324514)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井村 香積 三重大学, 医学部, 講師 (00362343)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | チーム医療教育 / 多職種医療専門職 / 医療チーム / 看護基礎教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は「チーム医療に対する多職種医療専門職の認識調査」として、チーム医療の現状に対する医療専門職の認識を明らかにして、チーム医療を推進するための方策を検討し、専門職養成のための基礎教育のあり方を検討する基礎資料とすることを目的に、質問紙調査を実施した。4月末に三重大学医学部研究倫理審査会に研究計画書を提示し、倫理審査を受け、5月に承認を得た。その後、東海と近畿の200床以上を有する病院225施設の病院長に研究依頼を送付し、25病院(11.1%)から参加の承諾を得た。そして、それらの病院に668通の質問紙を送付し、186通の返信を得た(回収率27.8%)。 参加者は、栄養サポートチーム、感染防御チーム、入退院チーム、緩和チーム、糖尿病チームなど、11種類の医療チームに所属する、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師管理栄養士など10の専門職の方々であった。チーム内での役割や、専門職連携の課題、チーム内での看護職の役割、そしてチーム医療教育の必要性を必要な教育内容について検討し、看護基礎教育におけるチーム医療教育の推進への示唆が得られた。この結果をまとめて、日本保健医療連携福祉学会で発表する予定である。 次年度は、「チーム医療教育に対する看護基礎教育に携わる看護教員の認識」について調査し、看護基礎教育での現状と課題について分析する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
質問紙調査を実施したが、病院長への依頼をして、順次、承認を得た病院から該当者へ質問紙を送付し、郵送で返信を得た。承認の時期が遅い病院もあり、質問紙送付が遅れ、それに伴って質問紙の返信が遅れたために、調査のまとめがまだ出来上がっていない。早急にまとめ、8月9日の日本保健医療福祉連携教育学会で発表し、その後、論文として投稿する。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度に行う「チーム医療教育に対する看護基礎教育に携わる看護教員の認識」について研究計画書を作成し、研究倫理審査に申請し、「チーム医療に対する多職種医療専門職の認識調査」のまとめと並行して進める。
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Causes of Carryover |
当該年度は、質問紙調査の回収が遅れたため、調査のまとめまでが十分にできなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
当該年度の成果を早くまとめられるように、補助者を募り、人件費に充てる。
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Research Products
(2 results)