2015 Fiscal Year Annual Research Report
21世紀型中間看護管理者の情報活用能力変革プログラムの開発
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25463382
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Research Institution | Morinomiya University of Medical Sciences |
Principal Investigator |
伊津美 孝子 森ノ宮医療大学, 保健医療学部看護学科, 教授 (20467369)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
真嶋 由貴恵 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70285360)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 看護師長 / 情報活用力向上 / 変革 / プログラム開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年4-5月 看護師長の情報活用能力変革プログラムのコンテンツ制作のため、研究協力施設と打ち合わせを実施。7月に3名の病棟所属の看護師師長3名に各自1つ、計3コンテンツ制作の制作に協力をしてもらい、コンテンツ制作が完了した。コンテンツは、看護師長が実際に抱えている役割課題解決のための内容にした。制作したコンテンツは①HCU(ハイケアユニット)の効果的運用、②次世代看護管理者の人材育成、③質の高い看護実践のための看護記録についての3コンテンツである。 システムは、NTT-ITのvia Platzを使用した。8月にシステム(WEB)にアップロードを行い、研修と運用を開始した。看護師長を対象に院内における看護管理者研修の初回研修前に看護師長の情報活用力尺度調査を行い、研修1か月後、3ヵ月後に同調査を実施した。研修直後には、コンテンツ制作に直接協力した看護師長3名に、コンテンツ制作に関するインアtビュー調査を行った。また、看護師長全員の研修後のコンテンツの活用状況をアクセスログで分析した(開始後1~3ヶ月)。 その結果、運用開始3ヵ月後には、看護師長の情報活用能力は、尺度調査より、収集力、活用力、機器管理能力が有意に上昇する結果を得ることができた。しかし、システム活用上の課題として、コメントを入力してもお知らせ機能が無いことや支援機能の必要であることが明らかとなった。 本研究の結果は、平成27年第41回日本看護研究学会、教育システム情報学会連合大会、第10回全国医療系eラーニング交流会で発表した。平成27年10月には、平成28年にスイスジュネーブで開催される国際看護情報学会へエントリーを行い、平成28年3月に最終採択され、同年6月28日に発表予定である。 平成28年度2月よりホームページを作成し、本研究に関する情報(研究動機、国内、国外における学会発表、論文)を全て公開している。
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