2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25463416
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Research Institution | Morinomiya University of Medical Sciences |
Principal Investigator |
緒方 昭子 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 准教授 (50510731)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥 祥子 宮崎大学, 医学部, 教授 (40284921)
矢野 朋実 宮崎大学, 医学部, 講師 (90363580)
竹山 ゆみ子 宮崎大学, 医学部, 講師 (90369075)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ソフトマッサージ / リラックス / 肺切除手術後 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.対象者は55~82歳まで男性8名、女性4名であり、平均年齢は68±6.7歳であった。 手術術式は全員が胸腔鏡下肺切除手術で 手術後1日から6日目までであり、平均日数術後3±1.4日であった。胸腔内ドレーンが挿入されていた者3名、抜去されていた者9名であった。全員安静度の制限はなく、トイレ歩行等ができていた。2.生理的測定データにおいて、体温は実施前36.9±0.5℃から実施後37±0.4℃、脈拍は実施前71±9.6回/分から実施後66.8±5.9回/分。収縮期血圧136±24mmHgから実施後134±20 mmHg、拡張期血圧は83±15 mmHgから実施後81±13 mmHg。SpO2実施前97±2.5%から実施後96±1.9%であり、心電図のHF値は実施前53.2±18から実施後41.8±17、p値.18、HF/LFは実施前1.3±1.0から実施後2.2±2.4、p値.29、唾液アミラーゼは顎下腺アミラーゼが含まれたと思われる高値データを除く6名を分析した実施前65±64から実施後72±58となり、p値.87であった。生理面の測定データで有意差を認めるものはなかった。3.心理的測定データ、TMSの結果‘緊張’実施前7.08±1.98から実施後6.75±2.0、p値.72‘混乱’実施前8.25±2.4 から実施後7.08±2.4、p値.03、‘抑鬱’実施前6.08±2.1から実施後6±1.9と、p値.93、‘疲労’は実施前6.9±2.9から実施後6.7±2.7、p値.83、‘怒り’実施前5.58±2.2から実施後5.58±1.7、p値1、‘活気’は実施前8.92±2.1から実施後8.08±1.9、p値.38で、有意差を認めるものはなかった。感想では「気持ちがいい」9名、「眠くなった」7名、「リラックスした」「痛みが和らぐ」「手が暖かくなった」「もやもやがなくなった」「ゆったりした気持ちになった」「さわやかな感じ」「手術後の痛いときによさそう」がそれぞれ1名から得られた。
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Research Products
(2 results)