2014 Fiscal Year Research-status Report
PDPI-R日本語版の開発と妊娠初期からのメンタルヘルスの縦断的研究
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25463480
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
若松 美貴代 鹿児島大学, 医学部, 助教 (50433074)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
肝付 洋 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (30383631)
堂地 勉 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (60150413)
中村 雅之 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (90332832)
春日井 基文 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (90549916)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 産後うつ病 / 日本語版PDPI-R / 基本性格テスト / SOC(sence of Coherence) / EPDS |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、妊娠初期からの産後うつ病リスク因子が予測可能な日本語版PDPI-R (Postpartum Depression Predictors Inventory-Revised)を開発し、うつ病への影響を把握するために基本性格テストを、健康に関する認識やストレス対処能力を把握するため、SOC(Sence of Coherence)を実施した。産後1か月にはEPDS(Edinburgh Postnatal Depression Scale)を実施し、得点の高い対象者に精神科医による診断面接を行い産後うつ病の妊娠初期からの早期介入を必要とするリスク因子を同定することを目的として調査している。 平成25年は日本語版PDPI-Rを翻訳し、SOC、基本性格テスト、属性に関する質問紙等を用いて妊娠中から、産後1か月まで継続して調査した。調査開始から現在調査継続中の対象者も含んでの平成26年度末時点の対象者は約220名である。中間報告として今年度、学会での発表や投稿を予定している。 今後もさらに対象者を増やしおおよそ500名を目標とする予定。最終年度は産後うつ病のリスク因子、性格傾向、ストレス対処能力、これらと産後うつ病との関連について分析する。研究成果は学会発表や投稿で社会へ発信し、対象者向けに産後うつ病予防啓蒙のための講演会やセミナーを企画する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
対象者一人にかかる調査期間が約8か月であること、個人情報に配慮するために研究の同意を研究代表者がすべて一人でおこなっているため。また、現在中間報告に向け、分析中であるためこれまでのように調査に時間を割けなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も調査を続行し、対象者数おおよそ500名を目標とする予定。中間報告の分析を済ませた後は直ちに調査に重きを置けるよう努める。そのために、入力は随時支援員を配置し研究を進める。 最終年度は産後うつ病のリスク因子、性格傾向、ストレス対処能力、これらと産後うつ病との関連について分析する。研究成果は学会発表や投稿で社会へ発信し、対象者向けに産後うつ病予防啓蒙のための講演会やセミナーを企画する予定である。
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Causes of Carryover |
①パソコンを初年度購入予定であったが、市場で出回っているものが(Windows8や8.1)不安定な状態なため購入を控えていたため。
②現在分析中で調査に時間をさけなかったため入力作業がさほどなかった。結果、人件費の支出が予定より少なかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
今年度は、中間報告の分析を済ませた後は直ちに調査に重きを置けるよう努める。そのために、入力は随時支援員を配置し研究を進める。 また学会発表や投稿、関連する学会に参加予定である。
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