2016 Fiscal Year Annual Research Report
Developmewnt of methods to help children under social care achieve independence from the point of view of health education
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25463482
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Research Institution | Miyagi University |
Principal Investigator |
桑名 佳代子 宮城大学, 看護学部, 教授 (70154531)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山岸 利次 宮城大学, 看護学部, 准教授 (50352373)
桑名 行雄 東北文化学園大学, 医療福祉学部, 教授 (90258848)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 社会的養護 / 要保護児童 / 里親 / 児童養護施設 / 社会的自立 / リービングケア / 健康教育 / 性の健康 |
Outline of Annual Research Achievements |
【1】「児童養護施設のリービングケアにおける『健康の自律』支援の全国実態調査」 児童養護施設のインケアと巣立った後のアフターケアの重要性とともに、若者が養護を離れるための準備を整える「リービングケア」に焦点を当て、なかでも筆者らの専門領域から、思春期・青年期にある若者が自らの「健康の自律」に向けて、現状にどのような課題があり、どのような支援が望まれているかを検討する目的で全国の児童養護施設における実態調査を実施した。所属大学の研究倫理専門委員会の承認を得て調査に着手した。全国児童養護施設協議会の協力を得て、全国の児童養護施設603施設の施設長に対し、郵送法によって子どもの養育を担当する児童指導員・保育士を対象とした調査票3,514部、看護師(実質139名)を対象とした調査票の配布を依頼し、対象者個々の封書によって郵送で回収した。児童指導員・保育士の576部(回収率16.4%)、看護師の38部(回収率27.3%)について、データ入力を終了し、分析を開始している。 【2】社会的養護における自立支援の研修会の開催 児童養護施設関係者、里親、行政、本研究代表者・分担者からなる「こどもの夢ネットワーク」の活動の一環として、平成28年度に研修会を2回開催した。1回目(9月17日)は、児童養護施設の前施設長の基調講演に続き、分散会で具体的な自立支援のあり方を探った。2回目(3月4日)は、1月に開所した「みやぎ里親支援センターけやき」との共同研修会として「子どもの発達段階に応じた対応と課題」をテーマとして開催し、児童相談所の児童福祉司による基調講演、パネルディスカッション(筆者が「思春期における性の健康」について、平成27年度に作成したテキストを使用して講演した)、分科会・相談会を実施した。 今後、里親支援センター主催による中・高校生とその保護者を対象とした性の健康教育に継続する予定である。
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Research Products
(1 results)