2015 Fiscal Year Research-status Report
「認知症本人と家族支援のためのWebサイト」の充実と教育的活用の効果に関する研究
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25463542
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
竹内 登美子 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 教授 (40248860)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新鞍 眞理子 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 准教授 (00334730)
岡本 恵里 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (20307656)
小澤 和弘 岐阜県立看護大学, 看護学部, 准教授 (20336639)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 認知症の語り / 認知症本人 / 家族介護者 / Webサイト |
Outline of Annual Research Achievements |
2015年度は、2014年度までに構築したWebサイトの充実を図るという目的で、レビー小体型認知症と診断された3名の方を追加し、バージョンアップした。具体的には、3名の研究参加者のインタビューデータを、今までと同様に英国Oxfod大学で開発された研究手法に基づいて質的内容分析を行い、アルツハイマー型認知症や、脳血管性認知症、前頭側頭型認知症、その他の認知症といった認知症の種類によって異なった生活体験をしていることが明らかとなるよう、既存のWebサイト全体を見直し、INDEXを含めたWebサイトの内容を一部修正した。 また、本Webサイトを用いた患者の語りの看護教育における効果・影響を明らかにし、対象に応じた看護教育法を探究するための学習会・検討会を実施した。現在、その結果をまとめて倫理審査委員会に申請する準備中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
認知症の種類によって異なった生活体験をしていることが明らかとなるよう、既存のWebサイト全体を見直す作業に多くの時間を費やした。しかし、この作業は、本Webサイトの充実を図るために重要であるという認識のもとに丁寧な分析を行い、Webサイトのバージョンアップを行った。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画通り、内容が充実した「認知症の人と家族の語り」Webサイトを用いた教育的活用を実施し、患者の語りの教育効果を明らかにしていく。
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Causes of Carryover |
当初は予定していなかった最終年度(次年度)にも、Webサイトの充実を図るための追加分析を行い、Webサイトのバージョンアップを行なうため、その費用が必要である。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
人件費・謝金に充てる
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