2014 Fiscal Year Research-status Report
月経周期に着目した育児期女性のQOL評価と子育てへの影響に関する縦断研究
Project/Area Number |
25463645
|
Research Institution | Kobe City College of Nursing |
Principal Investigator |
都筑 千景 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (00364034)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桝本 妙子 京都府立大学, 生命環境科学研究科(系), 研究員 (50290218)
小倉 弥生 神戸市看護大学, 看護学部, 講師 (00438251)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 母子保健 / 子ども虐待発生予防 / 月経周期 / 精神症状 / QOL / 子育て支援 / 母親 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、女性の多くに潜在する月経周期に関する心身の症状に着目し、育児期女性における実態を把握するとともに、育児期女性のQOLを評価すること、またそれらが子育てにどのように影響を及ぼしているかについて、実態調査(横断調査)と縦断調査により明らかにすることである。 今年度は、①縦断調査において調査自治体との調整を踏まえた調査プロトコルの完成と調査の開始、②横断調査実施予定の自治体との調整と調査の開始、を行った。 ①については、縦断調査実施自治体であるA市と縦断調査対象者の抽出方法と具体的実施方法について協議を重ね、調査プロトコルを作成し、自治体及び研究者の役割について確認した。第一子を縦断調査対象者、それ以外を横断調査対象者として4か月児健診受診対象者からそれぞれリストアップし、調査票の発送を6月より開始した。A市の出生数より、予定調査期間は平成27年9月までの予定である。 ②横断調査実施自治体について検討し、A市を含む5自治体が決定した。5自治体に対して調査依頼を行い、具体的実施方法等について調整し、順次横断調査を開始した。現在、1自治体において調査が終了、残りの自治体については継続中である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度は調査開始までの自治体との調整に時間がかかり、やや遅れている状況であったが、今年6月より調査が開始となり、縦断調査、横断調査とも順調に経過している。しかし、縦断調査の回収率が思ったより低かったため、対象の児の健診受診時に回収を促すチラシを配布し、調査への協力を呼び掛けている。
|
Strategy for Future Research Activity |
現在も縦断調査および横断調査を実施中しており、継続して調査票の回収を進めていく予定である。縦断調査については、ベースライン調査を平成27年9月まで実施し、その後、ベースライン調査にて同意が得られた対象に対し追跡調査を実施していく予定である。これらについては、A市との調査プロトコルに従って調査を進めていく。 横断調査については、すべての自治体における回収がH27年度中に終了する予定である。研究目的の一つである育児期女性の月経周期と関連する症状とQOL実態とその関連要因について、分析を進めていく予定である。
|
Causes of Carryover |
横断調査、縦断調査が進行中であり、調査にかかる郵送費、データ入力委託費、尺度転載利用料などの支払いが途中のため。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
上記に挙げた調査にかかる支出に加え、研究補助者アルバイト謝金、尺度転載利用料、調査および発送作業やデータ収集に伴う消耗品や物品費、分析に関する専門的知識の提供や図書の購入、自治体との交渉にかかわる旅費などの計上を計画をしている。
|