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2015 Fiscal Year Annual Research Report

通所介護事業所の利用者に関する質的ケア記録の電子化と活用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 25510022
Research InstitutionThe Japanese Red Cross Hiroshima College of Nursing

Principal Investigator

小関 祐二  日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 教授 (10373127)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西下 彰俊  東京経済大学, 公私立大学の部局等, 教授 (80156067)
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords通所介護 / ケア記録 / テキストマイニング
Outline of Annual Research Achievements

研究対象の2通所事業所において、前年度の入力データに加えて1年間のデータを累積し、自由記述についてテキストマイニング(TM)を行った。分析を行ったが前年度とほぼ同様の結果となった。すなわち、利用者に設定された短期目標の分類項目と、ケア記録のTMから得られた分類項目との間の一致度が低い。一方、短期目標に挙げられていない項目の記述が多く、利用者によって37%~80%と高割合であったが、次の理由が考えられる。
まず、短期目標の内容が具体的ではなく、短期目標へのアプローチが網羅されていないため記録との不一致が生まれている。また、アプローチした事実が記録されていても、短期目標に対してどうであったかの結果が書かれていないため、情報を活用することができない。結果的にTMで分析できないことに繋がっている。次に、頻繁なスタッフの異動の影響は大きい。つまり、ある程度の経験を有するケア記録業務が可能なスタッフが固定化され、限られた入力時間と視点でのデータ入力につながっている。また、その入力データの活用時間も限定され、結果的にデータの質の低下に結びついていると推察された。
しかし、良質の分析データは得られなかったが、記録の有効活用を想定し、TM結果から各利用者の特徴をマップで視覚化する方法を試みたことは研究目的に対する研究成果である。また、TMによって自由記述テキストに関する量的な把握が出来たからこそ、今回の課題が浮かび上がったこと自体も成果と言える。

  • Research Products

    (1 results)

All 2015

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 通所介護施設における電子化されたケア記録の活用方法の検討2015

    • Author(s)
      小関祐二
    • Organizer
      日本認知症ケア学会
    • Place of Presentation
      札幌市教育文化会館
    • Year and Date
      2015-05-23

URL: 

Published: 2017-01-06  

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