2015 Fiscal Year Research-status Report
アジア地域におけるモバイル・メディアの文化的受容に関する比較文化的研究
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25511002
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Research Institution | Kanda University of International Studies |
Principal Investigator |
金 キョンファ 神田外語大学, 外国語学部, 講師 (90646481)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | モバイル・メディア / メディア人類学 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度は、フィールドワーク作業はフィンランドと韓国に集中しつつ、これまでの理論研究とフィールドワークに基づいた成果を、業績としてパブリッシュすることに重点をおいた。いままでの成果を、日本語と英語の両方で書籍として出版することができた。さらに、日本のモバイル事情についての論考(英語)を提出しており、平成28年度に出版される予定である。
一方、モバイル先進国であるフィンランドの研究者たちと強固な協力体制が作れたのも成果である。フィンランドのヘルシンキ大学の研究者たちといっしょにモバイル・メディアに関する研究セミナーをオーガナイズすることができた。世界のモバイル研究では、技術分野だけでなく、社会文化的かつ政治経済的に与える影響についての問題提起が活発に行っている。本研究は、そうした世界的な問題領域に対して、日本のモバイル事情に関わる様々な文脈を積極的に提案している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
概ね順調にフィールドワークを進めてきており、その結果をタイムリにパブリッシュできていると考えられる。
従来3年だった計画が4年目に突入したことは、2年目に中国でのフィールド調査に遅れが出てしまったためであり、その後は計画通りに進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度は、当研究の最後年として、これまでの調査研究の成果を充実にパブリッシュし、さらなる探求のための国際的な協力ネットワークを確かめることが大事だと思われる。とくに、フィンランドのほかに、モバイル社会が進んでいるアジア地域との研究協力体制をさらに強化したい。
① アジア地域では着実にネットワークが作られている韓国との研究協力体制を可視化する。 ② 前年に続き、いままでの研究成果を着実にパブリッシュする。
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Causes of Carryover |
差額は当該前年度に生じたものであり、平成27年度は概ね計画通りに研究が進められた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
主に、平成28年度のフィールドワークのための旅費と、パブリッシュに伴う費用として使う予定である。
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Research Products
(9 results)