2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25540033
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
岩本 健嗣 富山県立大学, 工学部, 講師 (40553136)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 生体情報 / 状態推定 |
Research Abstract |
人の内面状態を推定するために、平成25年度はゲームをしている最中の緊張状態の測定を行った。特に、ゲーム時には体動が発生するため、この体動によるノイズの影響の出にくい測定方法、ならびに緊張状態の推定アルゴリズムの研究を行った。具体的には、心拍計、脳波計、脈波計を用いて、ゲーム中のユーザの緊張状態と平常状態のデータを収集した。 結果として、ゲーム中でも動きにくい足の脈波を利用する事で、一般的に利用されている位置と比較しても十分性格に脈の変化を取得する事がわかった。また、脈波間隔の分散を利用する事で、脳波やアンケートで得られた緊張状態に対して、正確に推定する事が出来た。 これらの研究成果は、人間情報学会において「ウェアラブル心拍センサを用いた睡眠状態と緊張状態の推定」として発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
内面状態として、ゲーム時の緊張状態に絞り込む事で、状態推定のための基礎データの収集を行う事が出来た。また、様々なセンサの利用方法のノウハウを蓄積する事が出来た。 ただし、25年度以前に行っていた、ドップラーセンサを利用した非接触な方法については、発展させる事が出来なかったため、今後これを進めていく。
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Strategy for Future Research Activity |
非接触型のセンサを利用した内面状態推定の研究を進める。 特に、ノウハウのすでにあるドップラーセンサを始め、いくつかの候補を利用し生体情報の収集を行う。 また、25年度に行った、ゲーム時の緊張状態に加えて、ターゲットとなる内面状態を増やし、研究を遂行する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
ほぼおおむね、計画通りに支出する事が出来たが、若干の未使用分が出たため、次年度使用する。 旅費として、利用する予定である。
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Research Products
(2 results)