2014 Fiscal Year Research-status Report
身体を直截観測する投影型複合現実インタフェースでの擬似力触覚生起の研究
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25540083
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
岩井 大輔 大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (90504837)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 擬似力触覚 / プロジェクションマッピング / 触質感 / 形状知覚 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では、プロジェクションマッピングによって身体の見えを変調することでどのような擬似力触覚が生じるのかについて調べている。平成26年度前期では、平成25年度に得ていた身体位置をズラすことで触っている物の形状知覚を操作できるという知見についての研究発表を国内会議にて行った。さらに、より複雑な形状に研究対象を広げた調査を継続して行った。後期は、身体の色を変化させるとともに、接触対象を視覚的に歪ませることで、接触対象の柔らかさを操作できることを確認した。また、身体の皮膚の色や模様を変えて、様々な質感の物体をなぞったときの触質感がどのように変化するのかについて調査をすすめた。これらの研究成果については、国内会議での発表を2件予定している。また、国際会議・英文ジャーナルへの投稿を1件行っているところである。また、アウトリーチ活動として、サイエンスカフェを開催し、一般の方々に向けて研究成果を説明した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初計画では、形状知覚のみ調査対象としていたが、26年度には、触質感や柔らかさ知覚といった異なる感覚へも調査の幅を広げられた。
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Strategy for Future Research Activity |
形状知覚を操作する研究を更に推し進めるとともに、弾性知覚といった異なる感覚へも調査対象を広げ、プロジェクションマッピングによる擬似力触覚の有効性を網羅的に調査研究していく。
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Causes of Carryover |
当初予定していたよりも安価に購入できた物品があったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
極めて少額であり、次年度計画に影響はない。
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Research Products
(3 results)