2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25580181
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
岡田 浩樹 神戸大学, その他の研究科, 教授 (90299058)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩谷 洋史 国立民族学博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 研究員 (00508872)
飯田 卓 国立民族学博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (30332191)
大村 敬一 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 准教授 (40261250)
佐藤 知久 京都文教大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (70388213)
木村 大治 京都大学, 学内共同利用施設等, 教授 (40242573)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 宇宙 / 科学技術 / グローバル化 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、個々のメンバーは平成25年度に扱ったトピックを拡張、反転させると共に、全体研究集会(3回)では本研究に関心があり、他のトピックやテーマを取り扱っている人類学者を講師として招聘した。これにより、新しい人類学の研究領域である「宇宙人類学」が研究テーマとする際にいかなる研究テーマ、トピックが可能かどうかの踏み込んだ検討を行っ。その上で、「宇宙人類学」の方法論的アプローチ、基本的コンセプトを再検討した。様々なトピックやテーマ領域が考えられる中で、当面の研究課題を、(1)社会フェイズ。宇宙関連産業および製造業における技術の問題、宇宙観光、宇宙関連施設と地域社会との関係など、(2)コミュニケーションフェイズ、言語、非言語コミュニケーション論の視点から宇宙空間、宇宙と地上とのコミュケーションなど、(3)認知・身体フェイズ。宇宙空間における認知体系、身体的変容の問題(4)文化フェイズ。宗教と宇宙開発、映像などのメディアと宇宙・宇宙開発のイメージと関係など、と4つのファイズを設定するに至った。平成26年度は(1)に関連し、JAXAの協力を得て、JSE oral History Project(日本の宇宙開発技術者に関するオーラルヒストリー調査)を試行的に開始した。この成果を踏まえ、平成27年度科学研究費補助金に応募し、採択された。 また平成26年度は本プロジェクトの成果を積極的に国内外の学会、研究会で発表するとともに、社会への発信に努めた。IUEAS(国際人類学民族科学連合)でのセッション組織、研究発表、JAXA研究レポート(英文)さらに『宇宙人類学の挑戦」を刊行した。
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