2013 Fiscal Year Research-status Report
メンタルタフネスの実態把握と向上に関する縦断的研究
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25590192
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | Tsukuba International University |
Principal Investigator |
山田 圭介 つくば国際大学, 産業社会学部, 助教 (40642921)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | メンタルタフネス / 面接調査 |
Research Abstract |
平成25年度に重点を置いていたのはメンタルタフネス(以下,MTとする)の実態把握である。具体的には,MTの高い個人の特徴を面接調査によって明らかにすることと,文献を参照しその質問項目を考案することであった。研究1-1の文献調査において,Jones,Hangton,&Connaughton(2002)の研究では競技スポーツで相手より優位に立てること,プレッシャーのかかる場面でも,決断力,集中力,自信,統制力を持っていることと定義されていた。しかしながら本研究におけるMTは“本番で実力を発揮することができる個人に特徴的な心理的要因”とスポーツ場面に限ったものではない。つまり,スポーツ以外の場面においても対象とする必要がある。また,本研究の目的の1つとして個人の考え方や行動などの変化しやすい側面に焦点を当て,今後の向上を試みることも含まれている。以上のことから,MTは“一般の人々が経験する課題を与えられた場面”において実行される認知・行動的な側面であるということを強調して調査を実施することとした。以上を踏まえ,研究1-2では,成人男女45名に対して面接調査を実施した。項目は,“1.自分は本番に強い方だと思いますか?また,その理由についてお答えください”,“2.なぜ,自分は本番に強く(弱く)なったのだろうか”,“3.本番に挑む直前にどんなことが頭に浮かぶか”,“4.(本番で行う)練習の成果を披露している最中,どんなことが頭に浮かんでいるか”,“5.成果を披露している最中に,予期せぬ出来事があったとしたら,自分はどんなことを考え,感じるだろうか”,“6.予期しない出来事があった時に,自分はそれに影響されずに課題を行うことができるだろうか。また,その理由は何なのか”であった。これらの質問の回答に対して,以後修正版グラウンデッドセオリーアプローチを用いて分析する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
提出した研究計画には,平成25年度の研究計画として文献の精査と半構造化面接の実施を挙げている。現時点では,半構造化面接は45名を対象として実施してすでに終えている。しかしながら,データの分析の途中であるため,「やや遅れている」と評価した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は,面接調査によって得られたデータを分析し,メンタルタフネスに関する尺度の作成を実施する。項目の選定を9~10月に終え,質問紙調査を実施する。そして,尺度作成を終えたのちに,メンタルタフネスに影響を与える,または関連が予測される変数を同定するための質問紙調査を再度実施する。
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