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2013 Fiscal Year Research-status Report

転換期の大学教育における学生支援の全体像と位置づけ

Research Project

Project/Area Number 25590250
Research Category

Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research

Research InstitutionNational Institute for Educational Policy Research

Principal Investigator

川島 啓二  国立教育政策研究所, 高等教育研究部, 部長 (50224770)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 齋藤 憲司  東京工業大学, 保健管理センター, 教授 (50225702)
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords教育社会学 / 高等教育 / 学生支援
Research Abstract

本研究は、来るべき知識基盤社会における大学は「学習者中心の大学」でなければならないとされ、学生支援に対する関心は急速に高まりつつある中で、①多領域から構成される学生支援の構造と全体像を明らかにする、②近年の大学教育改革の文脈の中で学生支援の位置づけを、質問紙調査等の方法によって明らかにするものである。
質問紙並びにインタビューによる実態調査については、国内の4年制大学に対する質問紙調査を実施するための、質問紙設計のための検討、及び個別事例の分析・検討を行なった。この質問紙調査は、①学生支援の領域やどのような種類の取り組みが行なわれているか、担当の職員は配置されているかどうかといった基本情報は、研究代表者がリーダーとして携った日本学生支援機構の包括的調査によって得られているが、本調査は、学生支援についての基本的な考え方、教育目標との関連、実施体制などの項目によって、大学教育における位置づけに係る知見を得ることを狙いとする。②JASSO調査が射程としてこなかった、担当教職員の活動実態や取り組みへの関わり方、取り組みの企画・実施・評価プロセス、担当教職員に求められる能力や研修のあり方などを明らかにしようとする意図を持つ。さらに、より探索的な視点として、学生支援の現代的形態としてのピアサポートに焦点化する方向で作業を収斂している。
理論研究については、個別ディシプリンの応用とその総和という一般的思念から以下に展開していくのか、大学と社会との関係性の変容という大状況を踏まえた視点も取り入れながら、学生支援の位置づけについての検討を進めた。海外事例調査については、上記の検討を踏まえた対象選定を進めることとした。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

質問紙設計は、大学を取り巻く状況の変化を、様々な観点から包括的に検討した上で、ほぼ概要が固めている。理論研究は、大学内外の識者・研究者と交流を進めながら、大学における学生の、そもそもの在り方から、研究枠組のブラッシュアップを進め新たな展望を得ている。

Strategy for Future Research Activity

基本的には、当初の研究計画に沿いながら進行させていくが、変化の幅が大きい領域なので、分析枠組は絶えず見直しを図っていくことが必要である。また、様々な幅広い研究者や実践家、あるいは大学のリーダー層との交流も不可欠であり、研究展開と視点の拡大の過程で交流し、問題意識を共有できるアクターとは、積極的に共同作業を進めていくこととしたい。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

海外調査について、学生支援の在り方と大学内外の状況変化を勘案し、調査対象の選定に再吟味の必要が生じたことや、調査担当者の日程等の関係から、海外調査及びそれに関連する研究活動を繰り延べすることとしたため。
当初の計画に即して、海外調査及びそれに関連する研究活動に充当する予定である。

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Published: 2015-05-28  

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