2014 Fiscal Year Annual Research Report
染色体構成の急速な変化がみられる霊長類:反復配列の関与に関する仮説の検証
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25650152
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
古賀 章彦 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (80192574)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 反復配列 / 増幅 / 霊長類 / セントロメア |
Outline of Annual Research Achievements |
平成25年度に、ヨザルに特有の大規模反復配列であるOwlRepに関して種々の解析を行い、論文として発表していた (DNA Research 2014)。主な結果は、内部に複雑な構造をもつこと、アクロセントリック染色体の短碗の主要成分であること、染色体から染色体に伝播して広がったと推察されることである。 平成26年度は、マーモセットのアルファサテライトDNAを対象とした。アルファサテライトDNAは、霊長類のセントロメア反復配列の主要DNA成分である。マーモセットのアルファサテライトDNAは、反復単位間の塩基配列の類似度が高い。霊長類全般で70-90%であるのに対して、99%以上の値を示す。これは、アルファサテライトDNAが最近急速な増幅を遂げたことを意味する。類似度が高いこと、および内部に高次構造がみられることを論文にまとめて、受理に至っている(Scientific Reports 2015予定)。また、プラスミドをベクターとするクローンを維持した場合に崩壊が起こりやすいことも、新たな発見となった。これに付随して、崩壊を避けてクローンとして維持する方法を開発し、論文として発表した (Genetice Research 2014)。
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Research Products
(6 results)