2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25670151
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
藤原 俊伸 近畿大学, 薬学部, 教授 (80362804)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 核酸医薬 |
Outline of Annual Research Achievements |
スフィンゴシン1-リン酸(S1P)は生体膜構成成分スフィンゴ脂質の代謝産物であり、細胞表面に発現しているスフィンゴシン1-リン酸受容体(S1PR)と結合し、細胞遊走などの生理活性を発揮する。S1PRはGタンパク質共役型受容体(GPCR)であり、これまでに5つのサブタイプが同定され、それぞれ組織特異的に発現している。そして、近年S1PRがガンの悪性化に深く関わることが明らかになってきていおり、腫瘍マーカーとしての位置づけも重要となってきた。現在、受容体を標的とする腫瘍イメージングは、RI標識したリガンドおよびリガンドアナログを用いて行われている。また、抗腫瘍作用を有するリガンドの開発も盛んに行われている。しかしながら、従来の治療・診断用物質は、標的となる腫瘍細胞表面の受容体のみならず、正常細胞に発現している受容体とも交差反応するために、診断精度・治療上の安全性に問題が指摘されている。そのため、サブタイプ特異的作動薬および診断薬の開発が期待されている。そこで、S1PRの各サブタイプと特異的に結合できる人工リガンドを「RNA」という高分子マテリアルを利用し、創製することを試みている。 本年度は昨年度に引き続きヒトS1PRの細胞表面部のペプチドを組換えタンパク質として調製し、これを標的としてSELEX法でアプタマー取得を試みた。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Regnase-1 and Roquin Regulate a Common Element in Inflammatory mRNAs by Spatiotemporally Distinct Mechanisms.2015
Author(s)
Mino T, Murakawa Y, Fukao A, Vandenbon A, Wessels HH, Ori D, Uehata T, Tartey S, Akira S, Suzuki Y, Vinuesa CG, Ohler U, Standley DM, Landthaler M, Fujiwara T, Takeuchi O.
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Journal Title
Cell
Volume: 21
Pages: 1058-1073
DOI
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
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