2014 Fiscal Year Research-status Report
高齢化した仮設住宅住民の健康状態に関するコホート研究を通じた予防医療政策の検討
Project/Area Number |
25670302
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
大嶽 浩司 昭和大学, 医学部, 教授 (50338696)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小鷹 昌明 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (50322409)
石川 鎮清 自治医科大学, 医学部, 教授 (70306140)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 高齢化社会 / 地域医療 / 被災地 / 放射線 |
Outline of Annual Research Achievements |
東日本大震災で自然災害だけでなく人為的な放射線災害にあい、避難せざるをえなくなった相馬、南相馬地区はこれをきっかけに急速に高齢化が進んだ地区である。この被災地区における住民の健康状態を計測すること、特に仮設住宅に避難をしている住民の健康状態をコホートで記録することは、高齢化が進む日本の将来の姿を予測することでもある。 しかしながら、現地において本研究の意義は認めてもらえるものの、被災住民の健診データを研究に使うことに対する倫理的な抵抗感も強く、研究推進に際し多くの議論を必要とした。そこで、現地フィールドでのデータ収集を試みながら、日本・世界各地の高齢化の進む社会における住民の健康状態やそれに対する地域医療政策、健康政策について資料集めを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究の意義と倫理的な配慮をどのように両立するべきか、立場によって考え方が異なるために、これらを議論して納得のいく形で進めていくのに時間がかかった。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度に向けて、当初計画した通りコホート単位での健康状態のデータ収集を推進していく。また、住民や地域の医療者を巻き込んだカンファレンスなどを開催し、高齢化社会にむけた健康政策の展望を議論する。
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Causes of Carryover |
当初の計画より、フィールドワークの実施に遅れが生じたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
予定から年度をまたいでしまったがフィールドワークを行い、当初の目的通りの使途で遅ればせながら予算を使用する。
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