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2013 Fiscal Year Research-status Report

Gタンパク質αサブユニットによる悪性中皮腫増殖制御経路の解明

Research Project

Project/Area Number 25670403
Research Category

Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research

Research InstitutionHyogo College of Medicine

Principal Investigator

西崎 知之  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (00221474)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2015-03-31
Keywords悪性中皮種 / アポトーシス / Gタンパク質 / Gαiサブユニット / Gαqサブユニット / エフェクター
Research Abstract

本研究は、悪性中皮腫の増殖制御に対するGタンパク質共役型受容体を介した新規細胞内情報伝達経路[Gタンパク質α subunit (Gα)の直接的結合によるnon-receptor tyrosine kinase Srcの活性化→Sch2/Grb2/SOS→Ras→Raf→MAPKKK→MAPKK→MAPK(ERK1/2)→細胞増殖、あるいはGαのRGS結合によるLARG(RhoGEF)活性化→RhoA→細胞増殖]を証明・確立し、悪性中皮腫の治療法戦略に応用することを目的とする。
当該研究代表者は、Gαi、Gαqタンパク質と共役しているA3アデノシン受容体が悪性中皮腫細胞のアポトーシスを誘導することを明らかにしていた。GαiあるいはGαqサブユニット siRNA細胞内導入によるノックダウン・非ノックダウン細胞に対して、MTT assay、TUNEL staining、propidium iodideとannexinV-FITCを用いたflow cytometry解析、propidium iodideを用いたflow cytometry解析をした結果、A3アデノシン受容体誘導悪性中皮腫細胞アポトーシスにGαi、Gαqサブユニットが関与することが判明した。
アポトーシスに関与するA3アデノシン受容体に共役するGタンパク質のGαi、Gαqサブユニットの新規エフェクターを同定するため、それぞれのGαi、Gαqサブユニットをクローニングし、それぞれのタンパク質にHisタグをつけたプラスミドを作製した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

A3アデノシン受容体誘導悪性中皮腫細胞アポトーシス経路において、A3アデノシン受容体に共役するGタンパク質のGαi、Gαqサブユニットが関与することが証明できた。

Strategy for Future Research Activity

アポトーシスに関与するA3アデノシン受容体に共役するGタンパク質のGαi、Gαqサブユニットの新規エフェクターを同定するため、それぞれのGαi、Gαqサブユニットをクローニングし、それぞれのタンパク質にHisタグをつけたプラスミドを作製した。今後、HisタグGαi、Gαqサブユニットを悪性中皮腫細胞に発現させ、Hisで免疫沈降して、Gαi、Gαqサブユニット結合タンパク質の解析を行っていく予定である。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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