2014 Fiscal Year Research-status Report
iPS細胞バンクを利用した緊急被ばく対応システムの構築
Project/Area Number |
25670762
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
東 幸仁 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 教授 (40346490)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野間 玄督 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 助教 (00379893)
中島 歩 広島大学, 大学病院, 特任助教 (40448262)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 緊急被ばく医療 / 再生医療 / 細胞バンク |
Outline of Annual Research Achievements |
緊急被ばく医療に応用可能な各細胞療法、細胞修復・再生バイオ技術を用いた治療の改良及び新たな療法の開発を行った。難治性疾患に対する各細胞療法、細胞修復・再生バイオ技術を用いた治療を応用、統合させて、緊急被ばく医療に応用可能な細胞療法を確立する。細胞療法を確立している肝細胞、血管、骨、軟骨再生に加え、血球細胞の細胞移植のみならず、皮膚、消化管、神経、歯周、乳房、毛髪再生等の細胞療法を準備、実施した。 緊急被ばく医療に応用可能なiPS細胞バンクを目指した、各種幹細胞よりのiPS細胞の樹立、樹立されたiPS細胞より再生医療に必要な細胞、iPS細胞の分化、増殖、安全性の確認した。 細胞療法室の運営として、手術室に併設する細胞療法室のハード、ソフト面での運用方針を決定し、それぞれの細胞療法を行う医師がそれに則って設備を使用し、治療を遂行できるように努める。さらに、iPS細胞を用いた「被ばく対応幹細胞バンク」の実用を目指す準備を行った。 細胞・再生医療に関わる高度専門人材の育成のために、細胞療法士認定システムに合致した講義、実習を取り入れた人材育成教育プログラムの作成を行い、実践することで、細胞工学士、リサーチコーディネターを育成する準備を行った。さらに、先端的再生医療、細胞療法に対する新世紀の被ばく医療を担う医師、看護士の育成教育する準備を行った。 放射線影響研究所、放射線医学総合研究所などの国内緊急被ばく医療機関・研究機関とのさらなる密接なネットワーク構築を推進する。WHO-REMPAN(広島大学は中心機関となっている)とIAEA-RANETと国際連携を行い、北京放射線研究所、ハーバード大学、セミパラチンスク医科大学などと緊急被ばく情報の共有化や共同研究を推進する準備を整えた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
緊急被ばく医療に応用可能な各細胞療法、細胞修復・再生バイオ技術を用いた治療の改良及び新たな療法の開発を行った。難治性疾患に対する各細胞療法、細胞修復・再生バイオ技術を用いた治療を応用、統合させて、緊急被ばく医療に応用可能な細胞療法を確立する。細胞療法を確立している肝細胞、血管、骨、軟骨再生に加え、血球細胞の細胞移植のみならず、皮膚、消化管、神経、歯周、乳房、毛髪再生等の細胞療法を準備、実施した。 緊急被ばく医療に応用可能なiPS細胞バンクを目指した、各種幹細胞よりのiPS細胞の樹立、樹立されたiPS細胞より再生医療に必要な細胞、iPS細胞の分化、増殖、安全性の確認した。 細胞療法室の運営として、手術室に併設する細胞療法室のハード、ソフト面での運用方針を決定し、それぞれの細胞療法を行う医師がそれに則って設備を使用し、治療を遂行できるように努める。さらに、iPS細胞を用いた「被ばく対応幹細胞バンク」の実用を目指す準備を行った。 細胞・再生医療に関わる高度専門人材の育成のために、細胞療法士認定システムに合致した講義、実習を取り入れた人材育成教育プログラムの作成を行い、実践することで、細胞工学士、リサーチコーディネターを育成する準備を行った。さらに、先端的再生医療、細胞療法に対する新世紀の被ばく医療を担う医師、看護士の育成教育する準備を行った。 放射線影響研究所、放射線医学総合研究所などの国内緊急被ばく医療機関・研究機関とのさらなる密接なネットワーク構築を推進する。WHO-REMPAN(広島大学は中心機関となっている)とIAEA-RANETと国際連携を行い、北京放射線研究所、ハーバード大学、セミパラチンスク医科大学などと緊急被ばく情報の共有化や共同研究を推進する準備を整えた。
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Strategy for Future Research Activity |
緊急被ばく医療に応用可能な各細胞療法、細胞修復・再生バイオ技術を用いた治療の改良及び新たな療法の開発を行った。難治性疾患に対する各細胞療法、細胞修復・再生バイオ技術を用いた治療を応用、統合させて、緊急被ばく医療に応用可能な細胞療法を確立する。細胞療法を確立している肝細胞、血管、骨、軟骨再生に加え、血球細胞の細胞移植のみならず、皮膚、消化管、神経、歯周、乳房、毛髪再生等の細胞療法をさらに実施する。 緊急被ばく医療に応用可能なiPS細胞バンクを目指した、各種幹細胞よりのiPS細胞の樹立、樹立されたiPS細胞より再生医療に必要な細胞、iPS細胞の分化、増殖、安全性の確認を継続する。 細胞療法室の運営として、手術室に併設する細胞療法室のハード、ソフト面での運用方針を決定し、それぞれの細胞療法を行う医師がそれに則って設備を使用し、治療を遂行できるように努める。さらに、iPS細胞を用いた「被ばく対応幹細胞バンク」の実用を目指す。 細胞・再生医療に関わる高度専門人材の育成のために、細胞療法士認定システムに合致した講義、実習を取り入れた人材育成教育プログラムの作成を行い、実践することで、細胞工学士、リサーチコーディネターを育成する。さらに、先端的再生医療、細胞療法に対する新世紀の被ばく医療を担う医師、看護士の育成教育する。 放射線影響研究所、放射線医学総合研究所などの国内緊急被ばく医療機関・研究機関とのさらなる密接なネットワーク構築を推進する。WHO-REMPAN(広島大学は中心機関となっている)とIAEA-RANETと国際連携を行い、北京放射線研究所、ハーバード大学、セミパラチンスク医科大学などと緊急被ばく情報の共有化や共同研究を推進する。
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Causes of Carryover |
計画していた本年度の計画は、予想した使用額よりも使用額が少なかったが、ほぼ予定通り遂行出来た。次年度の物品費として使用したい。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度の物品費に充てる。
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Research Products
(11 results)
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[Journal Article] Ratio of serum levels of AGEs to soluble form of RAGE Is a predictor of endothelial function.2015
Author(s)
Kajikawa M, Nakashima A, Fujimura N, Maruhashi T, Iwamoto Y, Iwamoto A, Matsumoto T, Oda N, Hidaka T, Kihara Y, Chayama K, Goto C, Aibara Y, Noma K, Takeuchi M, Yamagishi S, Higashi Y.
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Journal Title
Diabetes Care.
Volume: 38
Pages: 119-125
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Rho-associated kinase is a predictor of cardiovascular outcomes.2014
Author(s)
Kajikawa M, Maruhashi T, Mikami S, Iwamoto Y, Iwamoto A, Matsumoto T, Hidaka T, Kihara Y, Chayama K, Nakashima A, Goto C, Noma K, Liao JK, Higashi Y.
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Journal Title
Hypertension.
Volume: 63
Pages: 856-864.
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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[Journal Article] Poor oral health behavior, decreased frequency of tooth brushing, is associated with endothelial dysfunction.2014
Author(s)
Kajikawa M, Maruhashi T, Iwamoto Y, Iwamoto A, Matsumoto T, Hidaka T, Kihara Y, Chayama K, Nakashima A, Goto C, Noma K, Taguchi A, Higashi Y.
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Journal Title
Circ J.
Volume: 78
Pages: 950-954.
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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[Journal Article] Borderline ankle-brachial index value of 0.91 to 0.99 is associated with endothelial dysfunction.2014
Author(s)
Kajikawa M, Maruhashi T, Iwamoto Y, Iwamoto A, Matsumoto T, Hidaka T, Kihara Y, Chayama K, Nakashima A, Goto C, Noma K, Higashi Y.
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Journal Title
Circ J.
Volume: 78
Pages: 1740-1745.
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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[Journal Article] Relationship between nitroglycerine-induced vasodilation and clinical severity of peripheral arterial disease.2014
Author(s)
Maruhashi T, Nakashima A, Matsumoto T, Oda N, Iwamoto Y, Iwamoto A, Kajikawa M, Kihara Y, Chayama K, Goto C, Noma K, Higashi Y.
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Journal Title
Atherosclerosis.
Volume: 235
Pages: 65-70.
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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[Journal Article] Critical role of exogenous nitric oxide in ROCK activity in vascular smooth muscle cells.2014
Author(s)
Maruhashi T, Noma K, Fujimura N, Idei, N, Mikami S, Iwamoto Y, Kajikawa M, Matsumoto T, Hidaka T, Goto C, Kihara Y, Chayama K, Liao JK, Higashi Y.
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Journal Title
PLoS One.
Volume: 9
Pages: e109017
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant