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2015 Fiscal Year Annual Research Report

末梢神経損傷による骨破壊現象の物質基盤の解明

Research Project

Project/Area Number 25670854
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

瀬尾 憲司  新潟大学, 医歯学系, 教授 (40242440)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 前田 健康  新潟大学, 医歯学系, 教授 (40183941)
依田 浩子  新潟大学, 医歯学系, 准教授 (60293213)
藤原 直士  新潟大学, 医歯学系, 教授 (70181419)
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords三叉神経 / 神経損傷 / BDNF / 破骨細胞 / リモデリング / TrkB
Outline of Annual Research Achievements

前骨芽細胞の培養液にBDNFを加えて、細胞分化が促進される可能性について生化学的に検討した。その結果、オステオポンチン、オステオカルシンのmRNAレベルは有意に増加した。細胞増殖および走化性には変化が無かった。また免疫細胞化学的検討でも、BDNF添加により前骨芽細胞のTrkBの発現上昇とオステオポンチンの沈着亢進が観察された。さらにBDNFが細胞内シグナルのリン酸化を促進しているかに関しての検討をウエスタンブロット法で行った。その結果、BDNFは前骨芽細胞においてセリン/スレオニンキナーゼ(Akt)を増加させることが判明した。
さらにin vivoで局所に投与したBDNFの効果を再度検討した。マイクロCTで下顎管部分を切断後28日で観察したところ、BDNFを投与した群では骨新生による骨形態の明らかな変化を認めた。免疫組織学的観察では、投与されたBDNFによりALP陽性の活動性の骨芽細胞の存在が認められ、オステオポンチン陽性の新生骨の有意な添加が確認された。これらの骨造成は骨小腔内および骨髄腔側でも生じていることが観察された。
これらより、BDNFは骨芽細胞に作用して骨の新生を促進する効果を有すると考えられた。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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