2015 Fiscal Year Annual Research Report
学部におけるリンパ浮腫ケア教育の構築-セラピストの育成を視野に入れて-
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25670909
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
藤本 悦子 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00107947)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安藤 詳子 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60212669)
玉腰 浩司 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30262900)
本田 育美 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30273204)
有田 広美 福井県立大学, 看護福祉学部, 教授 (30336599)
近藤 暁子 東京医科歯科大学, 保健衛生学研究科, 教授 (70555424) [Withdrawn]
大島 千佳 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30405063)
間脇 彩奈 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10533341)
永谷 幸子 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90452200)
竹野 ゆかり 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20509088)
阿部 まゆみ 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80467323)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | リンパ浮腫 / セラピスト / 教育 / 筆記試験 / 実技試験 / 患者理解 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度の研究では、目的とする教育を達成するには、少なくとも2週間程度の教育期間が必要であることが明らかになった。本年度では、この成果を踏まえて授業プログラムを変更し、講義時間は24時間、実技指導は28時間、患者の理解(実際に患者との交流)は2時間とした。 上記の内容で構築した新プログラムを、昨年度とは異なる6人の学生(3年次)に対して、春休みの連続した2週間で実施した。これに当たってはテキストを作り直し、新プログラムに即したものに改編した。実技指導は、一人の教員が学生2人または3人を担当した。評価は昨年同様に、知識レベルとして教育の前後に筆記試験を実施し、技術レベルとして、リンパ浮腫症例を課題として学生に提示し、その浮腫を軽減できる方法を勘案することができるか、さらにその方法を正しく施行できるかという観点から合否を決めた。またアンケートを実施した。 昨年度は筆記試験の結果は、教育実施前の正解率は平均48%で実施後には65%になったものの、米国のリンパ浮腫セラピストの合格点として要求される80%に達したものは、皆無であった。本年度の試験結果は、教育実施前の正解率は49%で、実施後には91%となった。全員が80%以上の得点を獲得した。実技レベルは全員が合格した。 これらから、学部学生へのセラピスト教育は、教育時間、教育内容を吟味して充実を図れば、高水準の成果を上げることが可能であることが示唆される。しかし、一方で実際の患者で実施する学習を経ていないことが、今後の課題として残された。この点の解決策として、看護師免許を取得した後に継続して学習することが検討された。
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Research Products
(2 results)