2013 Fiscal Year Research-status Report
発達障害児の母親のレジリエンスに焦点をあてたメンタルヘルスケアプログラムの開発
Project/Area Number |
25670985
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
舞弓 京子 久留米大学, 医学部, 准教授 (50352191)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂本 明子 久留米大学, 文学部, 講師 (40469359)
森本 紀巳子 久留米大学, 医学部, 教授 (80268953)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 発達障害 / 母親 / レジリエンス |
Research Abstract |
発達障害の子をもつ母親を対象に、メンタルヘルスケアプログラムを構築する目的で本研究を行っている。平成25年度から平成27年度の3年を研究期間としている。まず平成25年度は、発達障害の子をもつ母親に、面接調査を行い、アンケート調査に向けての項目を抽出することを達成目標に計画した。平成25年 6月~10月 文献検討、研究計画の修正、調査フィールドの探索、日本発達障害学会第48回研究大会参加(東京)により、発達障害児(者)を取り巻く現状を明らかにし、研究計画書の修正を行った。平成25年11月~平成26年2月には、調査協力を依頼した中学で実施されているタイムケアや母親の会支援事業に参加することによって、調査対象者の実際の現状を理解し、面接調査における内容の充実に努めようと取り組んでいる。倫理的問題も含め、会主催者と打ち合わせを数回にわたり行った。平成26年4月~5月、研究計画書を再修正後、現在倫理委員会に申請中で、審査後調査を開始する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
1.レジリエンスの概念枠組み作成に時間を要した。:計画書作成時より、一般的なレジリエンスの概念は明らかであったが、面接調査で聞き取る質問項目を作成するにあたり、表現に多様性が必要であること、また対象施設における研究協力者との間で、とらえ方のずれが生じるなど、話し合いを繰り返した。その結果、母親の役割という側面からとらえることで一致し、質問項目を作成するに至った。他研究にない観点からレジリエンスを定義した。 2.DSM-5により児童青年期領域で、発達障害における大きな概念の変更があった。 3.実際の対象者の生活に根差した現状から質問項目の抽出を考えたため、調査前に探索期間を設けた。
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Strategy for Future Research Activity |
倫理委員会終了後、面接調査を開始する。面接調査の分析は、8月~9月に集中して実施し、平成26年12月には研究対象者へと結果を報告し、メンタルヘルスケアプログラム作成に向けてのグループを構築する。 平成27年1月よりアンケート作成、配布し、調査報告書を作成する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
1. 平成25度実施予定の面接調査が、開始に至っていない。平成26年度に実施する。 1. 面接調査「発達障害の子をもつ母親の葛藤と対処」を実施とアンケート調査の実施 (各調査におけるアンケート作成費用、謝金、消耗品に使用する。) 2.海外視察の準備、実施
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