2015 Fiscal Year Research-status Report
発達障害児の母親のレジリエンスに焦点をあてたメンタルヘルスケアプログラムの開発
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25670985
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
舞弓 京子 久留米大学, 医学部, 准教授 (50352191)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂本 明子 久留米大学, 文学部, 准教授 (40469359)
森本 紀巳子 久留米大学, 医学部, 教授 (80268953)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 発達障害 / 母親 / メンタルヘルス |
Outline of Annual Research Achievements |
平成25年・26年に実施した発達障害児(者)をもつ母親のメンタルヘルスに関する面接調査結果を学会に発表する予定(健康心理学会)である。また平成26年度オランダにおける発達障害関連施設の海外視察報告を、オランダの教育・社会研究家リヒテルズ直子氏を特別講師に迎え、特別講演を行う際に実施する予定(平成27年6月15日)である。 また平成27年度は、2つの研究計画を実施予定であったが、諸事情により調査などは中断することとなった。しかし、発達障害児(者)をもつ母親のメンタルヘルスプログラムを作成、実施する多職種(作業療法士、助産師、小児科看護師、在宅の看護師、臨床心理士など)によるチームを結成し、勉強会を開催した。現在も継続しており、SSTやストレングスモデルを用いた母親のストレスマネジメントプログラムを検討中である。また地域での協力者を得ることも必要と考え、茶話会などを企画し情報を収集することも予定している。 平成28年度①発達障害の母親を対象とした母親のレジリアンスに関するアンケート調査の実施(8月実施予定)と、②発達障害児(者)をもつ母親のレジリエンスに焦点をあてたメンタルヘルスプログラムの作成と母親教室での実践(10月以降実施予定)を予定しており、プログラムの有効性について評価することを計画している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
同分野の教員の病欠や退職が続き、教育や臨地実習の担当が増えたため、平成27年度は実施できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
1.国内の発達障害関連施設に研究協力を要請する。 2.発達障害という概念では、協力者をえることが難しい。子育て支援という大きい 枠組みの中でとらえることが必要と考える。
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Causes of Carryover |
平成27年度に計画していた①アンケート調査、②メンタルヘルスプログラムの実施・評価に関する研究計画の実施が遅れたため、平成28年度の実施となった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
1.発達障害児(者)をもつ母親を対象としたアンケート調査およびメンタルヘルスプログラムへの研究協力者を募る機会として、オランダの教育・社会研究科リヒテルズ直子氏の特別講演を企画した。特別講師の旅費(京都~福岡)と謝金に使用する予定である。 2.アンケート調査:アンケート作成、郵送代等に謝金に使用する。 3.メンタルヘルスプログラムの実施:研究協力者(母親)への謝金(交通費を含む)、プログラム実施における必要物品、報告書作成等に使用する。
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