2015 Fiscal Year Annual Research Report
eポートフォリオ学習過程における学習傾向に適応した学習支援手法の研究
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25750086
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| Research Institution | University of Miyazaki |
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Principal Investigator |
久保田 真一郎 宮崎大学, 工学部, 准教授 (80381143)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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| Keywords | eポートフォリオ / 自己調整学習 / 学習者傾向 / 学習支援 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は大学初年次の学習者を対象にeポートフォリオを利用した学習が促進するよう，様々なタイプの学習者に適合した学習支援を展開することにある．学習者にあった学習支援を実現するために，学習者がいくつかの学習タイプに分類されると考え，学習者を学習タイプごとに小グループに分け，小グループごとに適切な学習支援手法を適応する方針で進めている．
分類した小グループのeポートフォリオ学習スキルが向上したかを評価するために，eポートフォリオ学習スキルを測定する質問紙が必要である．そこで，前年度までにeポートフォリオ学習スキルを測定するためのアンケート紙を一部開発し，実践環境においてアンケート紙を実施し，アンケート紙の問題点および改善点について確認した．
学習者を同じ学習タイプに分類する手法として，Felderらの学習スタイルモデルに着目し，学習者を学習スタイルをもとに分類する．前年度には，学習スタイルごとにeポートフォリオ学習スキルの変化について考察した．
本年度は，前年度の考察をもとに学習スタイルとeポートフォリオ学習スキルとの関係性について確認するとともに，学習スタイルをもとにグループ分けを行い，方略適応を試みた．グループ分け後の方略適応について実践環境で実施したが，期待通りの結果が得られず，至急改善検討を行っている．また，学習スタイルの測定は学習者へのアンケート紙実施により行っているが，分類の度にアンケートを実施したのでは，学習者の負担が大きい．そこでシステム化を考慮すると学習スタイルを別の要素から判定しグループ分けする手法の検討が必要となった．そこで，学習スタイルと学習ログとの関係性から学習者をグループに分けることができないか検討を行った．検討の結果，明確な指標を見つけるには至らなかったが，今後の新たな検討方針についてあげることができた．
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