2014 Fiscal Year Research-status Report
オンライン・コミュニティにおける知識創造プロセスの学際的研究
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25780245
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Research Institution | Musashino University |
Principal Investigator |
積田 淳史 武蔵野大学, 経済学部, 講師 (10635676)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | オンライン・コミュニティ / オンライン・コラボレーション / ユーザー・イノベーション / オープン・イノベーション / オンライン・コミュニケーション / コンフリクト / モチベーション |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は①データベース作成および②論文執筆に注力した。また、③最新の文献探索も実施した。
【①データベース作成】オンライン・コミュニティで公開されている作業内容・議論内容・参加者属性などを、分析用ソフトウェアのフォーマットに合わせてデータベース化する作業は、平成25年度から規模を拡大して実施した。結果、研究開始時点で予定していた範囲については作業を終えたものの、追加のデータも分析に必要ということが判明し、その作業は27年度に継続する予定である。データベースは、ソフトウェアを利用した定量的統計分析および定性的テキスト分析に利用する他、通常のテキスト・データに置き換えて人為的なテキスト分析にも利用する予定である。オンライン・コミュニティを分析対象とした研究の大半は、参加者の活動やコミュニケーションの「質」を無視した単純な定量分析である。本研究では参加者の活動等の「質」を把握するために、オンライン・コミュニティ上に散在する作業内容等の記録を再構成し、分析を試みている。この手法は他に例が少なく、重要な作業である。 【②論文執筆】データベースの作業完了前後より論文執筆を開始した。年度内に執筆を完了させることはできなかったが、27年度の早い段階でジャーナルへの投稿を目指したい。また、秋口に国内で開催される国際学会への投稿も検討している。論文は、定量的分析に基づくものと定性的分析に基づくものの2編を予定している。前者については分析方法は確立しているものの、後者に関しては分析方法が未だ確立していないため、テキスト分析の手法の模索と同時に論文を執筆していきたい。 【③最新の論文探索】オンライン・コミュニティに関する経営学的研究は、ここ1~2年、数を伸ばしている。最新の論文を中心に定期的に論文を探索しており、海外の研究ストリームの把握に努めた。今後も継続していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究開始時点で予定していたデータベースは完成し、現在は追加的な部分の作業を進めている段階である。また、既に完了したデータベースを利用して論文執筆も行っており、研究はおおむね順調に推移していると言える。ただし、平成26年度に目標としていた研究発表と論文投稿がやや遅れているため、平成27年度の早い段階でこれらを実現したい。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は、平成26年度までの成果をベースに、研究発表と論文投稿を実施したい。まずは論文執筆と平行してデータベースを完成させ、次いで国内開催の国際会議にて研究発表を実施し、最終的な成果へと繋げていきたい。
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Causes of Carryover |
平成26年度はデータベース作成に注力し、インタビューを実施しなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
学会参加費やインタビュー費用の他、追加データベース作成費用に充てる。
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