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2013 Fiscal Year Research-status Report

光センサーを介した植物の低温耐性増強機構の解明

Research Project

Project/Area Number 25850073
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Research InstitutionUniversity of Miyazaki

Principal Investigator

稲葉 丈人  宮崎大学, 農学部, 准教授 (00400185)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2015-03-31
Keywords植物 / 低温応答 / 光 / 葉緑体
Research Abstract

植物は、凍結しない程度の低温にさらされると、次に襲ってくるさらに低い温度に対して高い耐性を獲得する能力があり、これは植物の「低温馴化」として知られている。植物が低温馴化するためには、「低温処理」に加えて「光」が必要であることが知られているが、そのメカニズムの詳細は明らかになっていない。本研究では、植物細胞内の「光センサー」である「葉緑体」と「光受容体タンパク質」に焦点をあて、これらの光センサーが低温耐性を強化する仕組みを明らかにすることを目指すことにしている。今年度は、低温誘導性遺伝子COR15Aプロモーターとルシフェラーゼ遺伝子を融合したコンストラクトを作製し、これをシロイヌナズナに形質転換した。また、機能的な葉緑体でのみレポーター活性を発現できるコンストラクトも作製し、これもシロイヌナズナに形質転換した。形質転換種子のスクリーニングを行ったところ、いずれのコンストラクトも数十ラインの形質転換体を得ることができた。これらの植物の次世代の種子を検定したところ、導入遺伝子を1コピーのみ持つ植物体を得ることができた。現在、レポーターをホモに持つ個体のスクリーニングを行っている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

予定通り、低温応答性レポーター遺伝子を持つ植物を作出でき、次年度以降に行うスクリーニングの基盤整備ができたため。

Strategy for Future Research Activity

H25年度の研究の進展は順調であったため、次年度以降も引き続き当初計画に従って研究を進める予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

学会誌投稿料を予定していたが、採択まで至らなかったため、その分が残金として発生した。それ以外の経費はほぼ予定通り使用している。
繰越金を投稿中の論文の出版費用に使用するが、それ以外は当初計画通りに使用する予定である。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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