2017 Fiscal Year Research-status Report
重要文化的景観の評価方法と保護手法における現状と課題
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25850241
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Research Institution | Nara National Research Institute for Cultural Properties |
Principal Investigator |
惠谷 浩子 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 文化遺産部, 研究員 (00470287)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 文化的景観 / 価値 / 保存計画 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度までに調査ができていなかった長崎県五島市と長崎県新上五島町において現地調査や行政担当者へのヒアリング調査、資料収集等を実施した。 また、これまでの成果を踏まえ、2017年5月に開催された日本造園学会全国大会においてミニフォーラム「文化的景観研究2―様々な分野における自然基盤と風景の関係」を企画した。この内容としたのは、現地調査等から文化的景観の価値付けでは自然基盤(地形、地質、水脈、気象などのフィジオトープ)との関わりが肝要であるという観点を得たためである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
重要文化的景観の選定件数が増え、調査対象が増加したため。
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Strategy for Future Research Activity |
重要文化的景観選定地のなかでも特に重要な地域を中心に現地詳細調査をおこなう。平成30年度は調査最終年度のため成果のとりまとめをおこなう。
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Causes of Carryover |
現地調査を多くおこなうことができなかったため次年度使用額が生じた。平成30年度は現地調査の行程を工夫して未調査地の調査を出来る限り実施する。
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