2014 Fiscal Year Annual Research Report
誘導型ユビキチンリガーゼSSBファミリーによる細胞間クロストークの解明
Project/Area Number |
25860043
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
奥村 文彦 名古屋大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (00507212)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ユビキチン / タンパク質分解 |
Outline of Annual Research Achievements |
本申請課題は、SOCSボックスタンパク質SSBファミリーによる細胞間情報伝達制御機構の解明を目的としている。 既にSOCSボックスタンパク質としてCIS/SOCSファミリーが知られている。それらはサイトカインシグナル伝達を抑制し、過剰な免疫反応が起きないようにしている。一方でSOCSボックスをもつSSBファミリー(SSB-1, 2, 3, 4)はその機能が分かっていない。われわれはSSBの新規結合分子を同定した(未発表)。SSBはユビキチンりがーぜとして機能することが示唆されているので、同定した分子がSSB依存的に分解制御されるかを検証した。 その結果、SSBファミリーのうちの一つをノックダウンにより発現抑制すると、基質候補分子は蓄積した。この基質候補分子はがん抑制あるいは促進と、相反する機能が報告されており、細胞種によって違った機能をもつようである。したがって現在は基質候補分子の蓄積がどのような生理的役割・疾患に結びつくのかを探索している。
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[Presentation] pVHLはFOBとHIF-αの分解を介してVHL病を制御する2014
Author(s)
1.奥村 文彦, 植松 桂司, 松崎 真理子, 平野 みえ, 奥村 晶子, 錦見 昭彦, 金森 正和, 執印 太郎, 福井 宣規, 中務 邦雄, 嘉村 巧
Organizer
第37回 日本分子生物学会年会
Place of Presentation
横浜
Year and Date
2014-11-26