2013 Fiscal Year Research-status Report
間接熱量測定による小児脳低温療法施行中の代謝動態の解明
Project/Area Number |
25860875
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
渡辺 好宏 横浜市立大学, 大学病院, 助教 (30621544)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 小児脳低温療法 / 間接熱量測定 / 栄養 |
Research Abstract |
小児における脳低温療法症例について、脳低温療法導入時から、冷却期、復温期、復温終了後の各時相ごとに間接熱量計を用いて酸素消費量(VO2)および二酸化炭素産生量(VCO2)を測定し、その値からエネルギー消費量(REE)を算出し、呼吸商(RQ)を活用することにより炭水化物や脂質の投与量を求める。また、REEから逆算的に重症侵襲症例におけるストレス係数を算出する。 間接熱量計としては,ミナト医科エアロモニタ製AE-310Sを導入した。今年度は小児脳低温療法を施行した症例を認めなかったため、在宅人工呼吸器を使用し、常時低体温の傾向がある重症心身障害児におけるVO2およびVCO2を測定し、その値からREEを算出した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成25年度は小児脳低温療法を施行した症例を認めなかったため、小児脳低温療法中の間接熱量計を用いて測定したデータを得ることができなかった。 常時低体温傾向にある人工呼吸器管理中の重症心身障害児におけるデータの採取を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
小児脳低温療法を施行する症例に対しては全例で間接熱量計を用いてデータを取ることとする。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
間接熱量計で使用する校正用のガスの納入費用として予定していたが、間接熱量計納入時に付属していたガスの残量が十分あったため、平成25年度内は新規でガスを購入しなくても測定を行うことができた。 間接熱量計で使用する校正ガスを購入する予定である。
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