イメージングマススペクトロメトリー法による新たな声帯粘膜構成成分の検索

2013 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 25861553
• Research Category: Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
• Research Institution: Department of Clinical Research, National Hospital Organization Kyoto Medical Center
• Principal Investigator: 嘉田 真平 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 臨床研究企画運営部, 研究員 (70543263)
• Project Period (FY): 2013-04-01 – 2015-03-31
• Keywords: 喉頭 / 質量顕微鏡

Research Abstract

今年度は摘出喉頭を用いてまず質量顕微鏡で良好なデータを得るため条件検討を行った。研究の方法は計画のとおり、摘出喉頭を凍結後、前額断での10μmでの切片作成を行い、質量顕微鏡でのデータ取得を行った。質量顕微鏡でのデータ取得は共同研究先の浜松医科大学分子解剖学部門にある質量顕微鏡（UltraflexII, Bruker Daltonics）を用いて行った。測定対象をまずその分布がほとんど明らかとなっていない脂質とし、解析範囲をm/z 600-1000として設定した。マトリックスの調整等、スペクトルの最適化を行い、現在データの収集を行っている。

Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

データ収集の方法がおおむね確立できており、今後はその作業を行う段階であり、おおむね順調と考える。

Strategy for Future Research Activity

本年度は、引き続き対象疾患のヒト喉頭の採取を行いながら、データの解析を同時に行い、本研究の目的である声帯粘膜の新規構成成分を明らかにする予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

費用がかかる物品購入や学会発表を26年度に行うこととしたためです
26年度には学会発表・物品購入で使用予定です