2014 Fiscal Year Research-status Report
ストレスと咀嚼筋活動を伴う口腔習癖との関連について
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25861848
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
高田 奈美 徳島大学, 大学病院, 診療支援医師 (30643803)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ストレス / 咀嚼筋活動 / ブラキシズム |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年6月17日~同年10月2日までの期間、産前産後の休暇を取得したため計画通りの研究を実施することができなかった。本年度は昨年度に記録したデータの解析を行い、その成果の一部を英文誌1編、国際学会1演題、国内学会1演題で報告した。英文誌では、研究で使用している筋電計(Actiwave)の長時間測定時(覚醒時約6時間)の再現性と安定性について検討し、優れた再現性と安定性を有していることが確認でき今後の長時間測定の確実性を実証できた。また、最大筋活動量を基準として筋活動量の正規化する際の客観的な手法についても提案を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新たな被験者4名(内2名は1日のみの測定)の測定を行ったが、平成26年6月17日~同年10月2日までの期間、産前産後の休暇を取得したため、本研究はやや遅れている。本年度は、前年度の測定データを基に本研究で使用している携帯型筋電計による長時間測定における高い再現性と安定性を実証できた。また睡眠時と覚醒時ブラキシズムを同一の判定基準を用いて評価することで睡眠時ブラキシズムは覚醒時ブラキシズムに比較してその発現頻度や有意に低いことが明らかにできた。また、最大筋活動を基準として測定日を異にする測定データの正規化を実施する場合の客観的な手法についても提案した。
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Strategy for Future Research Activity |
前年度に計画していた健常者およびブラキシズムの既往のある被験者や顎機能障害を有する被験者の測定・解析を実施する。ただし、育児の関係で研究に従事できる時間がすこし制限されるため所属講座の大学院生に研究協力を依頼し効率的な研究の推進を図る。
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Causes of Carryover |
平成26年6月17日~同年10月2日までの期間、産前産後の休暇を取得したことで計画どおりに研究を実施できなかったため研究費を期間内に使用できなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
新たな被験者の測定を行うための被験者謝金、研究補助謝金や測定に必要な消耗品等の研究費として、また研究成果の発表のための旅費、論文投稿料としての使用を計画している。
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