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2013 Fiscal Year Research-status Report

看護職のストレス対策のためのマインドフルネス・アサーションプログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 25862122
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

立石 彩美  順天堂大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (00514861)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywordsマインドフルネス / アサーション / アサーティブネス / 看護師 / ストレス
Research Abstract

本研究の目的は、病院に勤務する看護師を対象に、マインドフルネス・アサーショントレーニングプログラムを作成・実施し、その有効性を評価することである。病院に勤務する看護職のストレスは依然として高い状況にあり、看護職が活き活きと働くために、自分自身の心身の状態に気づき、対処していくことは不可欠である。
初年度の平成25年度は、マインドフルネス・アサーションプログラムの内容と実施方法の検討を行った。方法として、国内外のマインドフルネス、アサーションに関する書物や論文等の文献、専門家が作成した信頼できるウェブサイトの情報等から、実施内容や方法についての情報を集め、看護職が日常で実践できる、効果的な研修の方法について検討した。また、既存のマインドフルネスの研修会やアサーション・トレーニングへ参加することで、具体的な方法について検討を行った。それらを基に、より効果的なプログラムを作成するため、マインドフルネスとアサーションの位置づけを整理した。マインドフルネスは、今という瞬間に注意を向けることであり、マインドフルネスの様々な瞑想法により、状況を客観的に観る力や物事に捉われない力を養うことができる。また、様々な身体的症状や精神的症状を改善することが明らかにされていることから、まずマインドフルネスを基盤として習得し、心身の状況を整え、物事を客観的に観る力を高めた上で、実践的なコミュニケーションスキルであるアサーションを学ぶという構成でプログラムを考案した。マインドフルネスは、先行研究より8週間実施することでメンタルヘルスへの有意な効果が明らかとなっているため、2週間に1回半日×4回の計8週間のマインドフルネスの研修の後、アサーション・トレーニングを半日×4回実施する形のプログラムを考案した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

文献検討や、既存のマインドフルネスやアサーションに関する研修に参加することで、情報収集を行い、本研究の研修内容と方法について検討を行った。また、看護職の仕事に合わせた研修内容にするために、研究代表者の前回の研究(平成23年度~24年度 若手研究B 看護師のストレスを低減するマインドフルネスプログラムの作成と有効性の検討)を振り返り、多忙な看護職が継続して参加しやすい、研修終了後も自分自身で実践できる内容へ修正した。また、マインドフルネスとアサーションの位置づけを整理し、マインドフルネスを基盤として、アサーションを学ぶという構成に整理した。研修内容や方法については、具体的になってきており、現在、研究代表者の所属機関にて倫理審査を進めている。倫理審査で承認された後、対象施設に、研究を依頼する予定である。

Strategy for Future Research Activity

今後、対象施設に研究協力を依頼し、対象者の集め方や、研修の実施時期・実施方法について、調整を行う予定である。今年度は、対象施設にて対象者を集め、研修を実施し、同意が得られた参加者に、調査票による量的評価とインタビューによる質的評価を進める予定である。看護職はそれぞれ勤務スケジュールが異なり、研修の実施日に、参加者の都合が合わないことも予測される。全ての研修に参加できる対象者の数は少なくなってしまう可能性があるため、参加者とスケジュールを調整し、なるべく多くの対象者が参加できるように調整をしていく。また、休んだ対象者向けに、別の日にもう一度研修を行うなども検討する。十分な対象者数が集まらなかった場合には、分析方法についても可能な方法を検討していく予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

研修で用いるパソコンとプロジェクターについて、平成25年度に購入予定であったが、対象施設が決定し、研修場所が決まってから、平成26年度に適した機器を購入する予定である。また、情報収集のための学会参加費や研修参加費など、平成25年度は、東京での学会や研修にのみ参加したため、交通費の支出等が少なかった。平成26年度は、さらに情報収集を進めるため、様々な研修会等に参加していく予定である。
研修で用いるパソコンとプロジェクターは、研修施設が決定後、平成26年度に購入予定である。また、平成26年度は、対象施設との打ち合わせ等が増えてくる可能性があり、そのための交通費や、通信費を使用する予定である。平成26年度は、さらに情報取集を進め、様々な関連する学会や研修会等の参加費や交通費等を使用する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] The Effects of a Brief Mindfulness Program on the Mental Health of Hospital Nurses in Japan.2013

    • Author(s)
      Ayami Tateishi, Kiyo Kitayama, Noriko Terunuma, Ikuko Tojima, Kyoko Sakai,  Yasuko Koyano, Yuki Yonekura
    • Organizer
      The 4th Asian Cognitive Behavior Therapy(CBT) Conference
    • Place of Presentation
      帝京平成大学池袋キャンパス
    • Year and Date
      20130823-20130825

URL: 

Published: 2015-05-28  

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